とをあまりふたつ ※改訂 ページ14
三日月「琴音は今幾つだ？」
私を膝に座らせて、壁に寄りかかりながら聞いてきた。
『むっつ！』
すると三日月はそうか、と呟いた。
三日月「琴音、良かったらどうだ？」
そう言いながら、綺麗な和菓子をくれた。
『うわぁ！綺麗！透明だ！』
私は匂いを嗅いでから口に入れた。
美味しいお饅頭だ。
その後は、他愛のない話をしていた。
三日月「琴音、何故震えている？」
『え？』
気が付くと、私の手は震えていた。
困惑していた私をゆっくり抱いた。
そして、あやす様に背中をさすった。
三日月「今日は琴音に霊力をたくさん使わせてしまったからな…身体が疲れているのだろう。」
すまんなと言いながら私の頭を撫でた。
その瞬間、私は睡魔に勝てずに眠ってしまった。
三日月side
気づくと琴音は寝息をたてていた。
とても愛らしいと思うのと同時に、黒い感情が脳内を占める。
はやく琴音を自分だけのものにしたい
その感情が溢れ出てくる。
でも、何故急にこんな感情が生まれてしまったのだろうか…俺自身理解していない。
だが、最近琴音を見ていて何故か嫌な予感がするのだ。
近々、俺にとって最悪な出来事が起こるような気がしてならないのだ。
夢でいつも琴音が遠くに行ってしまう。
俺がどんなに呼んでも、反応すらしない。
それが現実に起こってしまう気がしてならないのだ。
だから、こうして琴音に触れているだけですごく安心する。
「ずっとここに居てはくれないだろうか。」
眠った琴音にそう呟きながら、額に口を付けた。
トントン
突然戸が開く
主だった。
和桜「ここに琴音来てないかしら…ってごめんなさい三日月、こんな所で寝ちゃって。」
そう言いながら俺から剥がすように琴音を抱えた。
和桜「ありがとうね、三日月。琴音の側にいてくれて。」
そう言うと、主は部屋を後にした。
やはり嫌だ。 琴音が誰かにとられるのは…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞美(プロフ) - この作品好きです最高ですありがとうございます。これからも無理せず頑張って下さい(スライディング土下座) (2018年4月16日 17時) (
レス) id: 255c96dc1d (このIDを非表示/違反報告)
にゃんちゅー - 面白すぎてやばいです。。。はよ続き見たくて仕方ないので無理のないくらいに頑張ってください！ (2017年11月2日 16時) (レス) id: efefd20e2f (このIDを非表示/違反報告)
ももたろす(プロフ) - この作品大好きです(；＿；)これからも頑張ってください応援してます！ (2017年10月21日 23時) (レス) id: 2734e17d0f (このIDを非表示/違反報告)
残念なイケメン系女子(プロフ) - 良いですね!!ヤンデレ三日月!!やっぱり三日月って眼が恐そうなイメージあります!! (2017年10月16日 1時) (レス) id: 3a6694e634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紀ヒロ | 作成日時：2017年10月1日 23時
