肆拾 ページ42
貴「石切丸様！！！」
私の声が聞こえたらしく、こちらを振り向く。
すると凄く嬉しそうに目を細めた。
石切丸「Aさん！来てくれたんですね。…でも…何故泣いているのかい？」
だんだん石切丸様の表情が悲しげになって行った。
石切丸様は私に近づくと目元を優しく拭ってくれた。
石切丸「何か、あったみたいだね。」
貴「石切丸様！！助けてください！！私！…」
テンパってる私を優しい眼差しで見つめていた。
石切丸「ここじゃ何だから、本殿に行こうか」
そう言うと私の背中を強めに押した。
そして本殿の扉を開けると私を先に入れてくれた。
ガチャんと扉閉められて一気に真っ暗になった。
貴「あれ…？石切丸様？！」
私が後ろを見ようとした瞬間
突然辺が明るくなった。
貴「本殿の中に…何で…？」
その明かりの正体は…月だった
「A…やっと来たか…随分と遅かったな。」
声の方を見ると…
奥の方から歩いて来る音がした。
月あかりに照らされて彼の表情が見えた。
そう…
三日月宗近様だ…
三日月「何故怖がる？まだ俺は何もしてないぞ？」
三日月様はどこか楽しそうに笑う。
貴「どうしてあなたがここに？」
三日月「うむ…端的に言ってしまえば…Aを逃がさない為…だろうな…」
貴「…私が帰りたいといったら？」
すると三日月様は笑顔のままで首を傾げた。
その笑顔が今の私には怖く思えてならない。
三日月「そうだな…そこから1歩も動けなくするだろうな。」
三日月様が手を前に掲げた瞬間…私の陰から黒い手が足に…腕に巻きついた。
三日月「A…お主の望むものならなんでもやろう。だから…俺のモノになってはくれぬか？」
「そんなことさせません！！！」
「いかにも！！」
突然後ろから声がした。
この声は
間違いなく
貴「今剣様！岩融様！」
三日月「何故ここがわかった？」
今剣「Aのにおいです！」
貴「匂い？…？！」
すると岩融様の後ろから先程の白狐さんが出てきた。
貴「白狐さん！！怪我は？！大丈夫何ですか？！」
すると白狐さんは私の元に来ると突然光出した。
そして１人の男性へと変わっていった。
その瞬間、私の目に涙が溢れた。
貴「お…お父さん…？」
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猫耳 - ヤバイ、急なお父さんでびっくりだし魂ないっていってるしなんかヤバイ(語彙力の低下) 更新頑張ってください！！！ (2018年1月9日 0時) (
レス) id: 348a926bb7 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - とっても面白いです！更新楽しみにしてます！！！ (2017年12月24日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 魂 が 無 い だ と … ！ ？ えっ、夢主はどうなるんですか…！？気になります…！更新頑張って下さい！ (2017年12月15日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
まんばちゃん(前野さん)LOVE - 続き面白かったなのです！まさか石切丸が三日月の見方をしたのは驚いたです続きたのしみにしています (2017年9月1日 0時) (レス) id: ee1f2d2d7b (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 一番三日月さんの言うことを聞かなそうな石切丸さんが…三日月さんを手伝っただと…！？どういう風の吹き回s((続き楽しみにしてますね★← (2017年8月15日 1時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紀ヒロ | 作成日時：2017年3月9日 0時
