参拾淕 ページ38
三日月「A…今日は俺と共に寝てはくれぬか?」
貴「…?!は、はぁ…」
三日月宗近様からのお誘いにびびる。
あ、ちなみに今は夕餉が終わり、みんなで寝床の準備をしている所です。
三日月「はっはっは…何を怯える必要がある?なに、とって食いはしないさ。ただ単純にだな…」
小狐丸「三日月の言葉はあまり信用出来ませんからね…どうでしょうか、Aさま。この小狐丸とご一緒に」
三日月「主はまた繰り返すつもりか?」
三日月宗近様はゴゴゴという効果音が付きそうなくらいの笑顔だった。
小狐丸「はて、繰り返すとは?」
小狐丸様は、小馬鹿にする様な目で見ていた。
今剣「そこまでです!!Aさまはぼくとねます!」
岩融「んむ?そうなのか?ならば共に寝よう!A!がっはっは!!」
三日月「…」
小狐丸「…」
石切丸「みんなまだ起きていたのかい?!って…」
戸がスッと開いて、お風呂上りの石切丸様が来た。
私でも分かるくらい…禍々しい気が漂っていた。
石切丸様も分かったのか…黙った。
三日月「ふぅ…今日はイライラしてばっかりだな。なぁ?小狐丸」
小狐丸「全くですね…」
そして…なんの合図もなく始まった…
人人人人人人人人
《 枕投げが!! 》
YYYYYYYY
その瞬間私の前に岩融様が来た。
そして今剣様に腕を引かれ、岩融様の後ろに隠れた。
三日月宗近様と小狐丸様が大量の枕を岩融様に投げた…
しばらくすると、今剣様が障子をあけ、私を引っ張り、廊下にでた。
石切丸「…ん?」
障子の向こうでは争う声が聞こえた。
今剣「A!こっちです!」
腕を引かれたまま外にでた。
貴「今剣様?どうなさいましたか?」
私がそう聞くと振り返った。
今剣「A…此岸に帰って下さい!」
私は耳を疑った。
此岸…?ってことは人間の世界に…帰れるの?
貴「…え?ぇっと…?お、母さんの所に帰れるのですか?」
今剣「そうです!Aは人の子です。本来いるべき所に…戻すって約束したんです!」
貴「誰にですか?」
今剣「Aのお母さんに!!」
その瞬間私は涙が溢れてきた。
今剣様は強めに背中を押した。
今剣「このまま、この道をまっすぐ行ってください!」
今剣様の言われた通りに、戸惑いながら走っていった。
今剣「さよなら、A」
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猫耳 - ヤバイ、急なお父さんでびっくりだし魂ないっていってるしなんかヤバイ(語彙力の低下) 更新頑張ってください!!! (2018年1月9日 0時) (レス) id: 348a926bb7 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - とっても面白いです!更新楽しみにしてます!!! (2017年12月24日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 魂 が 無 い だ と … ! ? えっ、夢主はどうなるんですか…!?気になります…!更新頑張って下さい! (2017年12月15日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
まんばちゃん(前野さん)LOVE - 続き面白かったなのです!まさか石切丸が三日月の見方をしたのは驚いたです続きたのしみにしています (2017年9月1日 0時) (レス) id: ee1f2d2d7b (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 一番三日月さんの言うことを聞かなそうな石切丸さんが…三日月さんを手伝っただと…!?どういう風の吹き回s((続き楽しみにしてますね★← (2017年8月15日 1時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紀ヒロ | 作成日時:2017年3月9日 0時