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次の日




ついにこの日が来てしまった。


花瓶に入ってる彼岸花は枯れていた。


まるで私の心のようだった。


母「A…?起きてる?」


母のか細い声が聞こえた。


部屋に入ると母は私の手を握った。


そして静かに流れる涙。



母「あなたを最後まで守れなくて…ごめんなさい…ごめん…なさい…」



貴「…」


私は母かける言葉がひとつも見つからなかった。



そして、しばらくすると村長が迎えに来た。


村長「準備は良いか?A」


貴「はい…」


ついに…神社に付いた。



村の人たちは既に全員揃っていた。


そして儀式が始まり、そろそろ私があの本殿に入る時間が来た。


すると、本殿が勝手に開いた。



三日月「迎えに来た。Aをここに…」



来てしまった…




貴「私はここにいます。」


私は母をもう一度見てから三日月宗近様の所へ行った。


ふと今剣様を見ると何故か悲しそうな表情だった。



三日月「さぁ、行くとしよう」


私の腕を優しく引っ張った。


貴「私が行く代わりに…お願いがあります。」


三日月「なんだ?」


私は立ち止まった。


貴「子供の命を奪うのは、もうしないで欲しい。」


私がそう言うと三日月宗近様は無表情になった。


三日月「…」


やはり、それは駄目なのか…


今剣「…ぇ?!」


今剣様もすごくびっくりしていた。

しばらく周りはざわついていたが、静かになった。


三日月「相分かった。約束しよう。」


村長「…A…」


母「…」


村の人たちは喜んでいた。


村長も私を見て驚いていた。



今剣「A!!ホントにそれでいいんですか?!」



岩融「よせ!今剣…」


岩融様に言われ、今剣様は三日月宗近様を見た。


すると三日月宗近様は今剣様をすごい冷めた表情で見ていた。




今剣「…っ!!」



貴「それを守ってくれるのならば、私は何しようが構いません。」


三日月「何をしてもいいと?」


貴「はい。」



すると三日月宗近様は笑い出した。


貴「?」


三日月「いや、すまん。Aがあまりに逞しいものでな…つい。そなたとの約束守ろう。そなたも我の願いを聞いてくれるか?」


この時、三日月宗近様は何処か寂しそうな表情だった。
貴「何でしょう。」



三日月「…俺の…」

今剣「みかづき!!!」


その瞬間、強い風が吹いた。

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猫耳 - ヤバイ、急なお父さんでびっくりだし魂ないっていってるしなんかヤバイ(語彙力の低下) 更新頑張ってください!!! (2018年1月9日 0時) (レス) id: 348a926bb7 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - とっても面白いです!更新楽しみにしてます!!! (2017年12月24日 22時) (レス) id: 95fcd541ff (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 魂 が 無 い だ と … ! ? えっ、夢主はどうなるんですか…!?気になります…!更新頑張って下さい! (2017年12月15日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
まんばちゃん(前野さん)LOVE - 続き面白かったなのです!まさか石切丸が三日月の見方をしたのは驚いたです続きたのしみにしています (2017年9月1日 0時) (レス) id: ee1f2d2d7b (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 一番三日月さんの言うことを聞かなそうな石切丸さんが…三日月さんを手伝っただと…!?どういう風の吹き回s((続き楽しみにしてますね★← (2017年8月15日 1時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紀ヒロ | 作成日時:2017年3月9日 0時

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