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貴「ちょっ？！鶴どしたの？」
鶴は何も言わず、ただ抱く力を強めた。
粟田口さんに抱かれた時とは比べ物にならないくらい、強い力だった。
鶴は私の首に顔を埋めた。
鶴「A…」
耳元で優しく囁く。
その声に少し寒気がした。
貴「な、なに？」
私が返事をすれば、微かに笑った。
鶴「アイツと付き合ってないよな？」
今までとは明らかに違う低過ぎるトーンでそういう。
こんな鶴の声、何年一緒にいる私でさえ初めて聞いた。
間違いなく、怒りを含んだ声だった。
貴「っ！」
脳が逃げろと私の身体に警告を鳴らす。
鶴は抱いていた腕をゆっくり上に上げていく。
そして目を手で覆われる。
まるで目隠しだった。
鶴「大好きだ…A」
そういうと、離してくれた。
私は慌てて部屋を出てしまった。
家に帰り、携帯を見ると粟田口さんから着信がが３件来ていた。
貴「鶴には言わない方がいいよね…」
ブーッブーッ
また携帯が鳴り出した。
粟田口さんだった。
貴「はい…」
一期「Aさん！よかった、全然出ないから何かあったのかとおもいました。」
貴「すいません…ちょっと帰りに友達の家にいってて…」
一期「ああ、そうでしたか！ならばよかったです。」
貴「あの、粟田口さんお話があるんですが…」
そして私は今日あった事を粟田口さんに話した。
一期「…そうでしたか、大丈夫ですよAさん。」
貴「え？」
携帯越しに彼の笑った声がして少し、安心した。
一期「Aさんは、私が守ります。だから、なるべく一緒にいましょう。」
貴「は、はい。ありがとうございます。」
一期「では、おやすみなさい」
貴「はい、おやすみなさい」
私は電話を切った。
貴「なんだか、今日はすごい疲れた…」
明日からはなるべく粟田口さんと一緒にいよう…
私はそう思いながら目を瞑った。
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紀ヒロ(プロフ) - ドールさん» お読み下さりありがとうございました！！ (2017年10月4日 22時) (
レス) id: c5e77c047e (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 最終回…泣きました！！ハッピーエンドで良かった！ (2017年10月4日 18時) (レス) id: f7479ab31c (このIDを非表示/違反報告)
紀ヒロ(プロフ) - 夜鶴さん» ありがとうございます！頑張りまぁす！！ (2017年10月1日 21時) (レス) id: c5e77c047e (このIDを非表示/違反報告)
夜鶴(プロフ) - とっても面白いです！！頑張ってください！ (2017年4月16日 9時) (レス) id: 1e600782bc (このIDを非表示/違反報告)
紀ヒロ(プロフ) - にーみさん» ありがとうございます（＾Ｏ＾）頑張ります (2017年2月20日 13時) (レス) id: d72e4e5de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紀ヒロ | 作成日時：2017年2月12日 1時
