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一期「Aさん！」
あれからというもの、粟田口さんが私にめっちゃ話しかけてくるようになってしまった。
お陰様で周りの女子からの視線がめっちゃ痛いです。(涙)
貴「はい、なんですか？」
一期「今日、何かご予定はありますか？」
貴「いえ、特には…何かありましたか？」
私がそう言うと粟田口さんは目を輝かせて私を見つめる。
一期「実は今日、友人と映画を見に行く予定だったのですが、風邪で休んでしまって…行けなくなってしまって…」
しゅんという効果音が付きそうなくらい落ち込んで話す粟田口さん。
ホントにこの人先輩なのか…と思わず疑ってしまう。
貴「それはお気の毒でしたね…」
私はとりあえず慰める。
するといきなりあのロイヤルスマイルになって私を見る。
貴「ん？」
一期「今日特にご予定はないと言ってましたよね？」
貴「は、はい…」
はいと言った瞬間粟田口さんは私の手を取る。
いや、強く握った。
一期「ならば、今日！映画に付き合ってくださいますでしょうか！」
貴「あ、えっと…でもそーゆーのって他のひt…」
人と言いかけた瞬間顔を近づけてきた。
貴「？！」
一期「付き合って頂けますね？」
黒い笑顔でそう言う粟田口さん
貴「は、はい…」
私は渋々了承した。
「A」
横から冷たい声が聞こえ、私達は横を見た。
貴「鶴…？どうかしたの？」
私がそういうと、粟田口さんが私と鶴を交互に見る
一期「おや、お知り合いですか？」
鶴「お前には関係ない」
粟田口さんの言葉を遮るように放った。
鶴「行くぞ」
鶴は私の腕を強く引っ張る。
一期「ではAさん、また後で」
粟田口さんはそういうと、どこか行ってしまった。
鶴「ごめんな、いきなり引っ張って」
粟田口さんが居なくなったのを確認してすぐ
謝って来た。
貴「いや、大丈夫だよ…ねぇ鶴」
私は行こうとする鶴を引き留めた。
鶴は少し驚いていたけど、すぐ優しい表情をした。
鶴「ん？」
貴「鶴って…粟田口さんと知り合いなの？」
鶴「…？いや？知らない人だぜ？」
貴「そっか、ありがとう。じゃあね」
鶴「なぁ、さっきアイツと何話してた？」
鶴は少し私を睨むように見ていた。
貴「え？ああ、いやなんでもないよ？なんとなく会ったから少し話していただけ」
私はそういうと、鶴はいつもより低い声で「へー」と言った。
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紀ヒロ(プロフ) - ドールさん» お読み下さりありがとうございました！！ (2017年10月4日 22時) (
レス) id: c5e77c047e (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 最終回…泣きました！！ハッピーエンドで良かった！ (2017年10月4日 18時) (レス) id: f7479ab31c (このIDを非表示/違反報告)
紀ヒロ(プロフ) - 夜鶴さん» ありがとうございます！頑張りまぁす！！ (2017年10月1日 21時) (レス) id: c5e77c047e (このIDを非表示/違反報告)
夜鶴(プロフ) - とっても面白いです！！頑張ってください！ (2017年4月16日 9時) (レス) id: 1e600782bc (このIDを非表示/違反報告)
紀ヒロ(プロフ) - にーみさん» ありがとうございます（＾Ｏ＾）頑張ります (2017年2月20日 13時) (レス) id: d72e4e5de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紀ヒロ | 作成日時：2017年2月12日 1時
