１７ ページ19
鶴は、中学生になった途端に体調が急変し、入院生活となってしまった。
鶴母「ごめんねAちゃん、いつもお見舞いに来てくれて」
鶴はお母さんはいつも頭を下げいていた。
貴「いえ！大丈夫です。私も心配なので」
でもそれと、鶴が居ない中学校が居やすいと思ってしまっていた。
貴「鶴、大丈夫？」
鶴は弱々しい笑顔を私に向けると、ｺｸﾝと頷く。
しばらく傍に居て、外を見れば真っ暗だった。
看護師「お嬢さん、そろそろ帰らないとお母さん心配するよ？」
たまたま傍に居た看護師さんに言われて私は立ち上がった。
貴「じゃあね！鶴ってわぁ？！」
私が帰ろうとした瞬間鶴が起き上がり、私の腕を掴んで引っ張った。
そして後ろから抱き締められた…
鶴母「？！ちょっと！鶴！！離しなさい！」
鶴のお母さんの言葉に反論するかのように、鶴の腕の力が強まった。
貴「ちょっと！鶴！私帰らないと！苦しい！離してよ！！」
慌てて鶴の腕を剥がそうとしても鶴は離すことなんて無かった。
鶴「どこにも行かないで…A」
消えてしまいそうな声で呟いた。
結局その後も離してくれなかった。
私達は諦めて鶴お母さんはうちに帰った。
私は病院に泊まることになってしまった。
鶴「A」
病室には二人しかいなかったため、声が響いた。
貴「何？」
鶴の方を見ると自分の横をポンポンと叩いていた。
鶴「一緒に寝よ？」
私は渋々了承して、寝間着に着替えて隣で寝た…
もちろん鶴に背を向けるカタチで…
途中何度もこっち向いてと聞こえたが無視して眠ったふりをした。
しばらくすると私はほんとに眠ってしまった。
鶴side
今は夜中。
隣にはAが眠っている｡
俺は何度もこっち向いてと言っても反応が無かったので、無理やり肩を回してこちらを向かせた。
Aはもう寝ていたけど。
俺は入学式しか中学校に行っていなかった。
だから友達とか居ないし、クラスも知らない…
一番嫌なのは、Aがほかの人と話していること。
Aを好きな人が出てくる事…
そして、Aに恋人が出来てしまわないかと言う事…
考えただけで胸が苦しい。
でも今のところはそんな事は無いみたいで安心した。
俺はAの寝顔を見つめながら強く抱き締めた…
そして…
ちゅ…
唇に触れるだけのキスをした。
ごめんな、A
我慢できなかった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紀ヒロ(プロフ) - ドールさん» お読み下さりありがとうございました！！ (2017年10月4日 22時) (
レス) id: c5e77c047e (このIDを非表示/違反報告)
ドール - 最終回…泣きました！！ハッピーエンドで良かった！ (2017年10月4日 18時) (レス) id: f7479ab31c (このIDを非表示/違反報告)
紀ヒロ(プロフ) - 夜鶴さん» ありがとうございます！頑張りまぁす！！ (2017年10月1日 21時) (レス) id: c5e77c047e (このIDを非表示/違反報告)
夜鶴(プロフ) - とっても面白いです！！頑張ってください！ (2017年4月16日 9時) (レス) id: 1e600782bc (このIDを非表示/違反報告)
紀ヒロ(プロフ) - にーみさん» ありがとうございます（＾Ｏ＾）頑張ります (2017年2月20日 13時) (レス) id: d72e4e5de7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紀ヒロ | 作成日時：2017年2月12日 1時
