４話 ページ6
貴「えっと…メ」
三日月「メロンソーダを１つとコーンクリームコロッケ…あとコーヒー。砂糖等は結構だ。唐揚げとハンバーグステーキ200グラム。白米抜き…飲み物は食前で、あぁ、あと追加でデザートにチョコレートパフェを１つ…パフェは食後で頼む」
私は目を見開いてしまった。
なんで…私が好きなものばかり注文するの？？この人…
私は口をパクパクしたまま動かせなかった。
そんな私に彼は笑顔を向けた。
ウ「かしこまりました。少々お待ちください。あ、あの…三条三日月さん…握手してくれませんか？？」
あぁ、やはりあのイケメン俳優で間違いなのだろう。
三日月「あぁ、構わない」
ウエイトレスのお姉さんはすごく嬉しそうにお辞儀する。何故か私にも…
ていうか…この人ほんとになんで
いや、偶然だろう…だってこの人には今日初めてあったんだし…
考えすぎだ。
貴「あ、そう言えば…私の名前を言ってませんでしたね…。えっと」
私が自分の名前を言おうとした瞬間…
彼の口が開いた
三日月「 八重川Aだろう？」
貴「っぇ？！な、なんで…名前を？！」
私は顔が青ざめていくのがわかった…
この人…なんなの？！怖すぎるんだけど…
三日月「はっはっはっ 驚いてるな。まぁ当然か…なぜ俺が名前を知っているのかは後で教えてやる。とりあえず今は…」
そこまで言うと先程のウエイトレスが飲み物を持ってきてくれた。
ウ「お待たせ致しました。こちらメロンソーダになります！」
貴「はい…私です」
するとウエイトレスさんは はいどーぞ！と言いながら私の顔をガン見する。
ウ「こちらコーヒーです。」
三日月「ん…」
ウ「ごゆっくりどうぞー！」
先程とは明らかに違うテンションだった…が
そんな事は気にしていられない。
三日月「メロンソーダ美味いか？｣
彼は何故かコーヒーに手を付けず、私の事ばかりを見ていた。
貴「はい…美味しいです。」
すると三条さんは何故か安心したような表情をした…
三日月「ひとくち飲ませてくれ」
とんでもない爆弾発言する彼に動揺を隠せなかった。
ってか、隠す必要ないだろう。
初対面の人間と関節キスなんて御免だ。
だから私はストローを抜いて渡した。
貴「ど、どうぞ…」
口にくわえながら喋るのは結構キツい
すると彼はコップを貰ってもなお手をこちらに出てきた…
私はキョトンとした顔になってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紀ヒロ | 作成日時：2018年2月4日 0時
