３話 ページ5
小田切「突然ごめんなさいね、手荒な真似してしまって…びっくりしたでしょ？」
貴「ええ、まぁ…でも大丈夫です…」
どういう状況だ？まったく理解出来ん
今、私はどっかのファミレスに居る。
どっかの←ここ重要
先程私は車に乗せられた。
その後だ…
乗った瞬間、私の目の前に名刺が出された。
「はじめまして、わたしは○○芸能事務所の小田切といいます。…少し貴方とお話ししたいという方がいますので、同行して頂きますね。」
貴「んぇ？ええと？…はぁ」
突然のこと過ぎて混乱していた…
芸能事務所？話？なんで？！
話が整理出来ないまま知らないファミレスに連れて行かれた。
小田切「ちょっと待っててね今彼を連れてくるわ。ここに座ってて？」
そして座らされた。
ってか…彼ってことは男？？
変なヤクザとか出てきたら逃げよう…
嫌な妄想が次々と出てきては、その対処法を探っていた。その時…
小田切「三条くん、あの子で間違いない？？」
奥からさっきの女の人の声が聞こえてきた。
っていうか…
三条？ちょっと待って…
その時、私は背中に変な汗をかいた。
小田切「待たせてごめんなさいね！あなたの事を呼んだのはこの人よ。最近よくテレビに出てるから、知ってるかしら？」
？？「待たせて済まない…初めましてだな。俺は三条三日月という。」
え？！えええ？！ 今朝テレビで見た人だ…
私は、飲んでた水を吹き出しかけた。
なんで？！
貴「は、はじめまして…です…」
私は、ぺこりとお辞儀すると、その人は笑顔で頷いた。
三日月「済まないが…彼女と二人で話がしたいから、席を外してもらえるか？」
小田切「わかりました。では、私たちはこれで」
三条さんがそう言うと、事務所の方々は席を外した。
私は反射的に小田切さんの腕を掴もうとしたが間に合わず…そのまま行ってしまった。
貴「あ、あのっ！」
三日月「よい、気にするな」
いやいやそうじゃなくて！！
助けてください…切実に…
三条さんはスタッフが全員店を出たのを確認してから私の正面に座った。
三日月「さてと、まずは…今日は来てくれてありがとう。」
貴「は、はい…」
来てっていうか、連行されたんだけど…
心の中で、ツッコミを入れていた。
すると突然ウエイトレスが来た
ウ「ご注文お決まりですか？」
ナイスタイミングできてくれた！
私はテーブルの下でガッツポーズをした。
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作者名：紀ヒロ | 作成日時：2018年2月4日 0時
