. ページ38
『あ、それは多分私と戦ってた特級の能力だと思う。
空気とか、空間を操る術式で・・・多分、空気を毒に変えることも出来たんじゃないかな
術式の範囲が広かったから、目眩がするとか頭が痛いとかの症状で済んでるんだと思う』
「そっか・・・て、Aは大丈夫なのか!?」
『え、ああうん・・・大丈夫。毒には体制があるからね。
ほら、毒を以て毒を制すってやつ?まさにその言葉の通り』
心配そうに此方を見つめている傑に、人差し指を立てて説明する。
傑はそうか、と返事をすると、それっきり黙りこくる。
何となく気まずい空気に、私はさっきから気になっていたことを質問した。
『傑、そのダークマターは・・・』
「ん?ああ、忘れてた。これは呪霊だよ。これで呪霊が操れるんだ。」
『へえ・・・』
呪霊操術・・・知らない術式だったため、私は感心したように声を漏らす。
ダークマターを投げて呪霊を出す的な?・・・あ、それ完全にサ○シじゃないか
と、その瞬間。傑がダークマターを口に入れた。
『・・・え・・・・・・ちょちょちょちょちょちょちょぉぉおおおっっと待ったぁああ!
傑、拾い食いは良くないよ!?今すぐぺってしなさい!ぺっ!!』
「え、いや・・・呪霊を取り込むのにはこの玉を飲まないと・・・」
『あ、そうなの・・・でも絶対それまずいじゃん!私その玉を投げたら呪霊が出てくるんだと思ってたよ・・・』
「いやそんなモンス○ーボールみたいな能力ないよ!?」
取り敢えず私は落ち着いてから傑に質問を投げかける。
『ちなみにそれ、味は・・・』
「・・・あー、・・・吐瀉物を処理した雑巾の味・・・?」
『思いっきりダメじゃんよそれ!?』
何吐瀉物を処理した雑巾の味って!?
つまり滅茶苦茶まずいじゃん何それ!
なにか口直しになるようなものをとポシェットを漁ると、中から数個、飴がでてきた。
その中のひとつを開けて中身を傑の口に突っ込む。
『ハイ口直し!』
「むぐっ!?
ちょっ・・・」
『あー・・・・・・ごめん、ちょっと寝る・・・』
騒ぎすぎたのか、刀から逃げていた時に食らってしまった傷が開いてしまったらしい。
それに息が苦しくて、さっきから視界が霞んでいた。
『・・・』
慌てて声をかける傑をよそに、私は意識を落とした。
_________
またもやポ○モンネタ。
私はブイズが好きです()
293人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
干し芋様 - 無関さん» ありがとうございます!!面白いと言って貰えて良かったですw更新頑張ります! (2021年12月13日 20時) (レス) id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
無関 - すげぇ面白かったです!! (2021年12月11日 17時) (レス) @page41 id: dbba37e842 (このIDを非表示/違反報告)
干し芋様 - 紅さん» めっちゃくちゃ嬉しいです!!更新頑張ります! (2021年8月5日 20時) (レス) id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 神作品まさに神作品 (2021年8月3日 22時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
干し芋様 - そう言って貰えて嬉しいです…!応援ありがとうございます、頑張ります! (2021年7月8日 20時) (レス) id: 0f667d0daa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:干し芋様 | 作成日時:2021年5月28日 20時