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『えっと、手分けして行く?それとも一緒に進む?』



「私は一緒に進んだ方がいいと思うね。特級並の呪霊、というのが気になるから」



傑は少し考える素振りを見せたあと、私の問いに答えた。



『ん、じゃあ一緒に行こう』



「ああ、見た限りでは校庭にも呪霊がかなりいるみたいだし、祓ってから校内に入ろう」



そう提案した傑に、私は笑顔で答える。



『うん、じゃあ校庭にいる呪霊、全部祓っちゃうね?』




「___え」




驚く傑を横目に、術式を展開する。





『蠱毒呪法・壱』







私は範囲を校庭全体に設定してから、人差し指と中指を立てて口の前に持っていき、術式を発動させた。




『【毒雨】』





そう言った瞬間、校庭の中心から紫に光る文字が描かれて行き、ザアアアア、と音を立てて毒の雨が降り出した。




それに触れた低級呪霊達は為す術なく毒の雨に打たれて祓われていった。

二級ほどの呪霊でも、数分雨に当たれば勝手に爆散してくれる。




呪霊にとって地獄と化した校庭を、私達は番傘の中から見守っていた。




『いやぁ、任務始まったねー』




「うわあ・・・」




傑はなんとも言えないような顔をしながら、呪霊の断末魔を聞いていた。


『これが私流☆』



「軽いね・・・」






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.→←七章 合同任務



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干し芋様 - 無関さん» ありがとうございます!!面白いと言って貰えて良かったですw更新頑張ります! (2021年12月13日 20時) (レス) id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
無関 - すげぇ面白かったです!! (2021年12月11日 17時) (レス) @page41 id: dbba37e842 (このIDを非表示/違反報告)
干し芋様 - 紅さん» めっちゃくちゃ嬉しいです!!更新頑張ります! (2021年8月5日 20時) (レス) id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
- 神作品まさに神作品 (2021年8月3日 22時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
干し芋様 - そう言って貰えて嬉しいです…!応援ありがとうございます、頑張ります! (2021年7月8日 20時) (レス) id: 0f667d0daa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:干し芋様 | 作成日時:2021年5月28日 20時

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