六章 仲直り ページ23
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暫く皆でわいわいとトランプやUN○をやったりして遊ぶ。
既に時刻は11時を過ぎていた。
「UN○も強いのかよ・・・」
『昔よく一人UN○とかやってたからね〜』
「運も強いんだね」
UN○で1着になった私。
ぼやく五条君に、にこりと笑って返事をしてみた。
「お前、名家とかでは無いんだよな?名字聞いたことないし」
『うん、元々は一般人だったんだけど、ね。』
「ほーん・・・」
そこで、会話が止まった。
五条君が残り二枚となったカードの一枚を出した。
「UN○ー」
「クソ・・・意外と強いな」
屈辱的だ、と付け加えた硝子に、夏油君が分かる。とこぼした。
私もちょっと驚き()
「俺、ここも良いんで」
そう言いながら頭をとんとんと指差す五条君。
正直言ってうz・・・・・・なんでもないよ!
「正直言ってうz・・・」
「硝子、殺られるよ」
硝子も同じこと思ってたらしい。夏油君が映画にありそう(?)なセリフで硝子の口を止めた。
私たちマブダチね硝子。
「・・・それで、さっきの話の続きな」
『え?あ、うん』
硝子がカードを選んでいる時、五条君が先程の話を続けた。
まさか延長してくるとは思わなかったから少し戸惑ったけど、すぐに平常心に戻して返事をした。
なんか最初の五条君のイメージと違う気がする。
・・・何となく、もじもじ?してる、のかな?
男子の気持ちは分かんないなぁ・・・
「・・・なんで呪術師になったんだよ」
『え?・・・えっとね、夜蛾先生に拾われて、術式と天与呪縛があるってわかって・・・そのまま成り行き?』
「天与呪縛?・・・中身は」
『んー・・・?なんでそんなことを?』
どうしてそんなことを聞くのか気になって、五条君に聞いてみる。
「なっ・・・・・・そんなのどうでもいいだろ!!」
そういった五条君はふい、とそっぽを向いた。
「「ははーん」」
硝子と夏油君が同時に言った。
あれ、UN○は?
『ご、五条君?』
「!・・・__る__いい」
ん・・・?
いつもの五条君より声が小さいな・・・聞き取れなかった。
『えっと、ごめん、もっかい言ってくれる?』
少しの沈黙の後、五条君がボソリと言った。
「悟、でいい」
五条君の言葉の意味を瞬時に察する。
私の思考速度は今神の域に達した・・・((
『・・・じゃあ悟?かな』
「っ!」
・・・おや?
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干し芋様 - 無関さん» ありがとうございます!!面白いと言って貰えて良かったですw更新頑張ります! (2021年12月13日 20時) (レス) id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
無関 - すげぇ面白かったです!! (2021年12月11日 17時) (レス) @page41 id: dbba37e842 (このIDを非表示/違反報告)
干し芋様 - 紅さん» めっちゃくちゃ嬉しいです!!更新頑張ります! (2021年8月5日 20時) (レス) id: 82356caa87 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 神作品まさに神作品 (2021年8月3日 22時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
干し芋様 - そう言って貰えて嬉しいです…!応援ありがとうございます、頑張ります! (2021年7月8日 20時) (レス) id: 0f667d0daa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:干し芋様 | 作成日時:2021年5月28日 20時