星屑を集めて。 (ページ2)

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赤side

「や、ぁ、いやぁっ…うっんん」

「ほら、上手にせんと流星に怒られるで。俺のが優しいんやから、な？」

艶めかしい声がだんだん大きくなってくる。

ふと意識が浮上して覚醒した。
身体は動かせず視界も真っ暗で唯一耳だけは聞こえる状態だったが今は聞こえ無かった方が良かったかも知れない。

すすり泣く声と甲高い悲鳴のような嬌声に一瞬はAVかとも考えたが、はぁ、はぁ、と短く息を吐く音が余りにもリアルで鳥肌が立つ。

「お、ええとこで目ぇ覚めたなぁ。一緒に参加するか？」

突然視界が明るくなってボヤけた視界にギョッとして目を見開いた。

目の前で組み敷かれてあられも無い姿で。

ただの恐怖映像。

「 ……ッ……ぅ、わッ」

もう1つの手に乱暴に捕まれて、大きなベッドに放り投げられる。

自由のきかへん身体を必死で起こしたけどショックが大きすぎて出した声は喉で引っかかっだけで音にはならんかった。

「何でお前だけスーツ？リーマンのコスプレか？」

「いやいや濱ちゃんガムテ貼ったままや。答えられへん」

「お～そうやな！すまんな、ほれ」

ベリッと勢いよく音を立てて派手にガムテープが剥がされた。結構な痛さに舌打ちが出た。

「クソが…ッ！！シバいたる！！」

急に距離を詰められて後退る。

「へぇ～なんか分からんけど燃えて来た！よっしゃ俺が躾たろ！！名前なんて言うん」

言うと同時に引き裂く様にシャツを開かれてボタンが吹っ飛ぶ。

「お前らのええようになんかされへんぞ！！」

渾身の頭突をお見舞してやろうと振りかぶったけど。

「 2人もおるからなぁ？直ぐにええようにしたるよ」

長身の望と呼ばれる男に両腕を掴まれる。

「離せやボケ…ッ」

ベルトを緩めたらスラックスが一気に脱がされる。
下半身はパンツと靴下という情けない姿にさせられた。外気に触れた肌が敏感に反応した。

「なんや素肌美人やん。なまっ白い脚や。ええ値段付きそうや」

パンツに手が掛けられて、身を捩って逃げようとするけど無情にもゆっくり下ろされて行く。

「ぁ、や…ッ！！やめろぉぉぉぉぉッ」

もうアカン…
俺はこんな所で訳分からんままオカマ掘られるんや…ッ

目尻に涙が滲んだその時、

「濱田、そいつは売りもんちゃう」

もったりしたハスキーボイスが濱田という男を静止させてゆっくりとベッドに腰を掛けて手をついた。

「むしろパンツと靴下だけの方がくるな」

引く程整った顔で緩く笑う。