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珊瑚の海 4 ページ4

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それから私は執拗に海のプレゼン(?)を受けるようになった

珊瑚の海の特産物を持ってきたり、海のいいところをまとめた本を渡されたり、

おかげで私の部屋は海グッズで溢れている。





「うわ、Aの部屋ってこんなに青かったっけ!?」

「確かにすごい量の海グッズだな…」





エースとデュースが若干引いたように呟いた





「しょうがないじゃんあの人たちが勝手に置いていくんだもん」

「エッ何お前部屋に呼んでんの?あの三人組を?オレそんな話聞いたことねーんだけど?」

「い、いつの間に…俺は認めないぞ!!!」

「ちょっとデュース拳握るのやめてよシャレになんない」






あんたらは私の親かというツッコミは置いておく。

今日は私の部屋で魔法史の勉強をしようときてもらったが、あいにくお茶の準備をしていない。




どうせ後半はエースあたりがカードゲームしようぜとか言って勉強しなくなるんだ

最初からお菓子とか置いておいたほうが後で楽だろう








「お茶とかお菓子持ってくるから適当に座っててー」

「おーうオレはオレンジジュース」

「俺は紅茶で」

「オレ様はリンゴジュースがいいんだゾ!」

「遠慮って言葉知ってる?グリムはついてきなさい」






私が優しくてよかったな、これがトレイン先生だったら放課後居残りだったぞ(?)




























「なーデュース、これなんだろ?海が与える人間の幸福度の上昇について…??」

「オクタヴィネルの寮長が作ったんじゃないのか?」

「本まで!?すっげーガチじゃん。ちょっとだけ見よーーっと」









エースが本に手を伸ばす。









______バチッ









「うおっ!?いってぇ!!!」


「なっ、おいどうした!すごい音したぞ」


「本触ったらすげぇ静電気?がバチッて…めっちゃくちゃいてぇ……」


「……いや、本の静電気というより


 

 



 
それ電気魔法のせいじゃないか…?」



「………それだわ」









((オクタヴィネルの牽制こえぇ〜〜〜……))









「エース?何したの、どこか怪我した?」


「いや……お前も大変だな…今度昼飯奢ってやるよ…」


「??」

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彩希(プロフ) - とても面白くて見入ってしまいました!続き楽しみにしています! (2020年4月28日 0時) (レス) id: 4c7fa5bd09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ササミ x他1人 | 作成日時:2020年4月18日 15時

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