コユウメイシの書きたい欲が詰まった場所 (ページ10)

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６．ぴえんぴえんぴえん　（黛灰）ページ10

「ｯｸﾞｽｯ…。た…ただいま…。」

「…おかえり。何で泣いてるの？とりあえず、リビング行こっか。」

そう言って彼女の手を取り、軽く引っ張る。
泣いてるところなんて久々に見たかもしれない。驚いた。
今もなお、俺の後ろをとことことついてくる彼女。不謹慎だけど可愛いと思ってしまう。まあ、本人の前では言わないけど。

「で、どうしたの？まあ、喋りたくないなら落ち着いてからでもいいけど。」

音もせず、彼女の俺よりも華奢な腕が腰に回される。俺は優しく、あやすように、抱き寄せる。
間もなくして鼻をすする音と嗚咽が耳に入る。
俺は何を言うでもなく、ただ、静かに彼女の背中をさする。時折、静かに、落ち着いた声で彼女に声をかけながら。

「大丈夫。落ち着いて。いっぱい泣いていいから。」

「ん…。ｸﾞｽｯ…ごめんね。いつも助けてもらってる…。」

「いーの、これくらい。俺だってAの為に特別な何かをしているわけじゃない。だから、これくらいは俺にもさせて。」

俺がそう言った途端に彼女の涙が余計溢れた。彼女曰く、安心感と嬉しさらしい。
ボーっと取り留めのない事を考えていたら、腰に回されている彼女の腕の力が先程より強くなった。それに気づいた俺は頭をゆるゆると撫でる。気持ちよさそうに目を細める。その表情は完全に猫のそれだ。可愛い((溺愛してんなぁ()by作者

「ちょっとは元気出た？」

「うん。ありがとう。…えっと…我儘なんだけどさ、今日一緒に寝てもいい？」

上目づかいで聞かれる。そんなことされたら肯定するしかない。可愛い彼女の珍しいおねだりだ。今日はいつもより甘やかしてやろう。

「寝たかな…？…無防備だなぁ。おやすみ。」

ちょっと気恥しいけど、柄にもなく彼女の額にそっと唇をつけた。

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ありがとうございました。(？)
やっぱり黛さん好きだわ～。
ポーカーフェイスが上手い黛さん好きなんですよねぇ。
このストーリーだとキザな人っぽいけど…ｗ((笑い事じゃない
うん、イケメンだから全然許せる。((

では、さいなら！