コユウメイシの書きたい欲が詰まった場所

16．甘い生活を（となりの坂田。さん） ページ28

「〜♪」

家事をしているであろう彼女のほうから鼻歌が聞こえる。奇麗やなぁ。ホンマに歌い手になったらええなって思うけどやっぱりイヤやな。

「さかた〜ん。ご飯できたよ〜。」

可愛らしいふわふわした声が聞こえてくる。

「おん。すぐ行くわ。」

「うん、ダイニングで待っとくね〜。」

「は〜い。」

作業中のデータを保存し、パソコンを閉じる。
そしてダイニングのほうへ向かう。いいにおいがしてくる。

「おお、今日はハンバーグなんや。うまそ〜！」

「えへへ、ちょっと頑張ってみた！美味しいかどうかはわからないけど…。」

謙遜してるけど、絶対うまい。これは匂いでわかるやつ。

『いただきます！』

2人で、手を合わせていただきますをして食べ始める。Aはこちらの様子をうかがっている。
俺は一口、ハンバーグを口に運ぶ。…めっちゃうまい…。こんなにおいしいハンバーグはあまり食べたことがないくらいだ。

「…どう？美味しい？」

「うん。めっちゃうまい。これ、店だせるレベルやで。」

「ほんと？良かった〜。」

しぐさの一つ一つが可愛い。ホンマ、いいお嫁さんになれるわ…。

『ごちそうさまでした！』

「A、ホンマにおいしかった。いつもありがとな。」

「ううん。私が好きでやってることだし、全然いいよ。それに、さかたんも、手が空いてるときは手伝ってくれてるし、すごく助かってるよ。こちらこそ、いつもありがとう。」

微笑む彼女はやっぱり最高にかわいい。
つい、席を立って抱きしめてしまう。

「わっ…ふふ。どうしたの？」

「好き。」

彼女は一瞬で赤面する。
可愛い。

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終わります！尊すぎて一生書けるのでこの辺にしときます。

では、さいなら！

17．やめてください！（黛 灰さん）→←15-3．続き

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