frozen ページ39
「お風呂…ありがとうございました…」
スッピンが恥ずかしくて
首からかけたタオルで顔を覆いながら
リビングでパソコンをいじってた先輩に声をかけたら
「ん、俺もはいろーっと」
立ち上がって振り返った先輩に
「なにしてんの(笑)」
その姿を笑われた。
「スッピン…酷いんで。」
そう言ったら
「でも俺のよーく知ってる朏はまだ化粧なんてしてない中学時代の朏だから、それ無駄だよ」
ベロンと、タオルを剥がされて
「中学の時とは肌質が違うから！」
絶対にくすみまくってる肌を見られて
思わず声を荒げると
「んな、怒んないの(笑)綺麗だよ？全然。」
そんな私を落ち着かせる様に
ポンと頭に手を置いて
「俺が風呂入ってる間に髪乾かすんだよ」
そう言うとお風呂へ消えていく。
ドライヤーを借りて
髪を乾かしながら
先輩がお風呂から出てきたらどうなるんだろうか
一緒に寝るの？
それとも…？
もう色々心の準備が足りなくて
鏡に映る自分の困った顔に
思わずため息が出た。
数十分後、
リビングのドアが開くと
黒いボクサーパンツ一丁の先輩が
バスタオルで髪の毛をわしゃわしゃ拭きながら入ってきて
「あちぃー」
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して
ふらふらと歩いてくると
当然のように私の隣に座り込む。
「あ、飲んでいいよ。これ」
先輩がペットボトルを私に差し出す。
この状況だと間接キスとか
そんなものはもうどうでも良くって
「もらいます」
ゴクリと冷たい水を喉に流し込んで
なるべく見ないようにと必死すぎて、
湯気でも出てるように
暖かい先輩の隣で
凍ったように動けない私…。
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こまち(プロフ) - すりおろし梨。さん» 自分で書いておきながら純粋にもほどがありますね！（笑）先輩も主人公ちゃんも！ (2016年10月30日 23時) (
レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 2人とも かわいいなあ〜(笑) (2016年10月30日 13時) (レス) id: c42c4ca209 (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - ジュンさん» 今回は特にあま〜い先輩でお送りしております( ＾∀＾) (2016年10月26日 23時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - めーっちゃくちゃ甘い先輩、好きですーー！いいなぁ、でも先輩の胸の中で寝られるなんて、ホントに幸せだね〜！ (2016年10月25日 6時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - みぃこさん» 楽しみにして頂き、ありがとうございます( ´∀｀) (2016年10月21日 2時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまち
| 作成日時：2016年10月9日 1時
