drowning in love ページ22
「お腹空いてない？」
「空いてます。」
「メシ食いに行く？」
プラネタリウムが終わったら
先輩はいつも通りに戻っていて
「行きたいです」
ほんのちょっと寂しい気もしたけど
「ん。適当に歩いてみるか」
もう少し先輩といられるだけで
嬉しくて、
「あ、ここうちの雑誌でこないだ取り上げてたトコだ。」
「ってことは、うまいの？」
「たぶん？(笑)若い人に人気みたい」
「そんなに混んでないし入ってみよっか」
「ん。うまい。」
「ホントだ。おいしーい！」
さらりと私の事気遣ってくれるのも
もう何もかもが良く見えて…
「今日はさ、朏の家とは真反対に連れ出しちゃったし、タクシー拾うからちゃんと送らせてよ。」
「でも…それじゃ先輩の家から遠くなりません？」
「そういう事いちいち気にしない！」
先輩が拾ったタクシーに乗り込んで
私のマンションの住所を運転手さんに告げる。
それを聞いた先輩は
「あー、そんなに遠くないじゃん。うちから！」
悪いなぁ。申し訳ないなぁ。って気にしてた私を
またまた気遣ってくれた。
「今日はありがとうございました。是非、また！」
私のマンションについて、
「せめてここまでの代金を…」と思って財布を取り出した手を
何も言わず抑えて、
「こちらこそありがと。また連絡する。おやすみ。」
ニッコリ笑って手を振った。
先輩を乗せたタクシーが、
角を曲がって見えなくなったら
今日1日のことが
ぐわーって頭の中に蘇って
先輩への気持ちが本格的に恋に変わっていったのが
肌寒い夜の空気にちっとも負けることなく
自分の顔が熱いことでよく思い知らされた。
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こまち(プロフ) - すりおろし梨。さん» 自分で書いておきながら純粋にもほどがありますね！（笑）先輩も主人公ちゃんも！ (2016年10月30日 23時) (
レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 2人とも かわいいなあ〜(笑) (2016年10月30日 13時) (レス) id: c42c4ca209 (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - ジュンさん» 今回は特にあま〜い先輩でお送りしております( ＾∀＾) (2016年10月26日 23時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - めーっちゃくちゃ甘い先輩、好きですーー！いいなぁ、でも先輩の胸の中で寝られるなんて、ホントに幸せだね〜！ (2016年10月25日 6時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - みぃこさん» 楽しみにして頂き、ありがとうございます( ´∀｀) (2016年10月21日 2時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまち
| 作成日時：2016年10月9日 1時
