enviously ページ12
あれから数日、
先輩からの音沙汰は無くて
だけど「シャツのお詫び」でどこまで引っ張るんだ。と思われたくなくて
なかなかこっちから連絡することも出来ずにいた。
「もういっそのこと、ご飯行きましょう!で良くないですか?」
ウダウダしてる私に
意外とさっぱりしてんなぁ〜なリカちゃんが
めんどくさそうにカフェオレのストロー咥えていった。
「それが出来たら苦労しないの!」
「はーい」
唇を尖らせて文句ありげに
自分の席に戻っていったリカちゃんを見送って
私も目の前のパソコンに目を向ける。
画面に被らないように貼られたカラフルな付箋は
私を追い詰めるようにたくさんの仕事を突きつけて来て
一度キーボードを打ち始めたら
先輩のことで悩んでた昼を忘れてしまった。
すっかり熱中して、
目がシパシパする〜〜って思った頃には
「Aさん、まだやってくんですか?」
すっかり帰り支度をしたリカちゃんが居て
「もう帰る…ってかリカちゃんそのカバン…」
リカちゃんが持って居たのは
ファッション誌の編集やってりゃ誰でも知ってるだろってくらい
有名な高級ブランドの新作バッグ…
「えへっ」
意味深に笑ったリカちゃんは
「じゃっ、Aさんお先です!」
まるで、イタズラした後の猫みたいに
そそくさと姿を眩まして
リカちゃん彼氏いたのかぁ…
まじかー…
驚く半面、羨ましくて悔しかった。
1565人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こまち(プロフ) - すりおろし梨。さん» 自分で書いておきながら純粋にもほどがありますね!(笑)先輩も主人公ちゃんも! (2016年10月30日 23時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 2人とも かわいいなあ〜(笑) (2016年10月30日 13時) (レス) id: c42c4ca209 (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - ジュンさん» 今回は特にあま〜い先輩でお送りしております( ^∀^) (2016年10月26日 23時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - めーっちゃくちゃ甘い先輩、好きですーー!いいなぁ、でも先輩の胸の中で寝られるなんて、ホントに幸せだね〜! (2016年10月25日 6時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - みぃこさん» 楽しみにして頂き、ありがとうございます( ´∀`) (2016年10月21日 2時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こまち | 作成日時:2016年10月9日 1時