好きなのは… (ページ1)

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今日から高校生になる

中学の時憧れていたあの先輩に会いたくて
苦手な勉強も頑張った

俺の親友も涼介が行くならって一緒に
してくれた

正直ギリギリで入ったこの高校
周りについていけなくて、一人にならないか
心配だったから、嬉しかった

いつもより少し早く起きて
少し母親に驚かれて
朝から親友に電話してめんどくさがられた今

中学から変わらない場所で
小学校からの親友を待つ

「めずらしー涼介が待ってるなんて」

「あっ知念めずらしいね、知念が
遅れるなんて」

「遅れてない、涼介が早いだけ」

知念は俺にとって1番大切な友達
いわゆる親友

見た目は可愛いけど、
口からは毒ばかりを吐く
まあそれが知念だから、もう慣れたけど

「それにしても涼介、なんでそんなに
あの高校行きたかったわけ？」

「んーんぅ秘密」

「………気になる」

「えっやだ秘密」

「僕に隠し事するの？」

「うぅぃゃ秘密だから！」

「ふーーーーーーーーん」

怖い怖いですよ知念さん

「いいつか絶対話すから今は秘密……
でお願いします」

「いいよもうめんどくさいし
それよりクラス表見てきてよ」

「はーい学校ついたらね」

「何言ってんの、もうついてるよ」

「へっ？ぅわほんとだ
うわぁ、思ったよりおっきい！」

「……涼介、はしゃいでないで見てきて」

あ、忘れてた