先輩と恋 (ページ5)

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・Unfavorable love IV・ページ5

北｢あーもう中間だもんね！OK!｣

北｢ハイ！これどーぞ！｣

『ありがとうございます！』

ポツンとしてる椅子……

壱｢……あ。そこ……｣

『え？』

壱｢……や。なんもない｣

北｢ねーねーAちゃん。今日は咲ちゃん来ねーの??｣

『咲ちゃん今日はバレー部の方なんですよ！体育館にいますよ！』

北｢あー、そっかそっか｣

パラパラ……パラパラ…

『なんかすごい先輩いたんですねー。高得点ばかり……』

北｢あ！朱里さんでしょ！朱里さんのテストには俺らも助けられたもんよ。ちなみに俺らの1個上。｣

『そうなんですね……頭いいんだ』

北｢そして顔も良かった……あの笑顔には何度も助けられたもんよ……☆｣

『へ、へえ〜…(頭いい上に可愛い!?)』

北｢また部室に遊びに来ねーかな。なー壱馬。｣

壱｢……べつに｣

北｢うお！？てか、もう16時すぎてる!!んじゃ俺、今日｢女子バレー部見学部｣だから!!それじゃ!!｣

壱｢……｣
『……』

壱｢北人のやつ……山科さんねらいだったんか……｣

『川村先輩!!先輩って彼女とかいるんですか!?』

壱｢……べつに｣

『答えになってないですよ!!』

壱｢おらへんわ……けど……や……べつに｣

『じゃああたしとかどうでs』

壱｢無理｣

『(なんでそこだけはっきり……ちぇー)』

誰と間違えてんだか
あ……そこ……

『……ｸｯ』

『川村先輩』

壱｢んー……??｣

『先輩の好きな人って朱里さん……??』

壱｢せやで｣

ザぁー……

こんな想いする事ないと思ってた

『ﾆﾋﾋ……正解!!じゃあっあたしめぼしいテストコピー取ってきますね!!』

なんで

あんなこと言ったのか分からない

……願わくば

甘い恋

ただ

『先輩』

『好きです』

あの時はまだ

人の気持ち変えるのなんて

簡単なことだと

そううぬぼれてたんだ