・Unrequited love III・ ページ15
『…………』
ﾀﾀﾀｯ
壱｢あ、おい……｣
壱｢西園寺！！！｣
壱｢…………あの……なんかあったんですか??｣
朱｢……あたしとAちゃんの問題だから｣
壱｢あ、なんか冷やすの……｣
朱｢……多いなこういうの。かずまが入部してきた頃からはとくに……｣
壱｢え？｣
朱｢こんなに怒られたのは初めてだけど｣
壱｢あの……なんか変な形のアイスしかないんですけど…良かったらこれで……｣
朱｢……うん。ありがとう｣
壱｢朱里さん……こんな時になんなんですけど｣
壱｢こないだの返事聞いてもいいですか？｣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
やっちゃった
叩いちゃった……
見られちゃった……
『はぁ……』
母『Aーーーー』
母『お客さんよー部活のお友達ですってー』
『……ん？咲ちゃん……??』
壱｢よっ｣
『え？ちょっと待ってください』
着替え中〜
『お、お待たせしてしました！』
壱｢……べつに用とかじゃないんだけど……これ｣
『え……』
壱｢カバン｣
壱｢学生が学生カバン忘れんなやアホ｣
『……アホじゃない……』
壱｢……大丈夫？｣
『朱里先輩は大丈夫でしたか？』
壱｢……ちょっとは赤くなってたけど……まぁ大丈夫だろ｣
『……謝る気はないですけど』
壱｢ふっw｣
壱｢……夏休み入ったらさ｣
壱｢北人がまた寿司部やるって。みんな来るから来いよな｣
『朱里先輩も来ますか……？』
壱｢……来へんから｣
壱｢そんじゃおやすみ｣
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作者名：Iris | 作成日時：2024年1月4日 4時
