きんぷり。【King&Prince】2 (ページ29)

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"お酒" ページ29

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『ん〜…』

声と共にモゾモゾし始めたA

寝てた時間だいたい30分ほどやけど、ちゃんと休めたんかな

起こさなかったのは忙しいAを休ませたかったからなんやけど

ボーッとしてるAに視線を移す

伸びをしながら天井を見つめてて

ホンマ猫や←

永瀬「A？」

気付いてなさそうやから教えてあげるわ

周りを見るよう指差すと

『わぁ…事件現場だ』

永瀬「やめろ笑」

寝てるメンバー見て固まったわ

起こさないとな、そろそろ帰らなあかんし

Aも疲れてるやろ

永瀬「起こすか」

『いや、いいよ』

永瀬「え？」

想定外の答えに思わず聞き返してまう

ソファから降りて立ち上がったAは自分が使ってたブランケット

それと他のも持ってきてメンバーに掛けた

ほんまそういうとこよ

俺らが好きなの

ジーッと見てる俺の視線にも気付かず

おもむろにベランダへ出て行った

え、さむ

絶対寒いやろ、外

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後から追うように出て手すりにグデーっと寄りかかるAの隣に並ぶ

街を見渡しながら「はい、」って何かを渡してきた