きんぷり。【King&Prince】2 (ページ22)

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岸「ちょっと待って！」

永瀬「なんや」

平野「どしたの？」

廊下を歩いてたらいきなり止まって手を上げた岸くん

袋重いから早く行きたいんだけどってぼやく紫耀をガン無視した岸くんは

「重大なことに気づいた」と

髙橋「なになに？」

ジン「何も忘れ物とか無いけど？」

岸「違うよ！」

よく考えて！って

場に似つかない声のボリュームを出した岸くんに一斉に静かに、のポーズをした俺ら4人

岸「誰がチャイム押すよ…！？」

「「「「…」」」」

この沈黙は呆れなのか

それとも競争の始まりなのか

俺にはわからない

平野「…え、岸くんそんな事で俺らのこと止めたの？こんな重いモノ持ってんのに？」

永瀬「ケーキもプレゼントも持っとる腕ちぎれそうなんやけど」

ジン「岸くん、こういうのはね何となくで行って何となく1番近い人が押すんだよ」

みんなスルーして歩き始めた笑

じゃあ俺も←

髙橋「岸くんだけには押させない」

岸「海人！？」

床に置いてた袋を慌てて持って後をついてくる岸くん

結局誰が押せるんだろうね

何気みんな無言で足速くなってるよ？

もう歩くことにしか集中してないじゃん

小さい子とかがバスの降りますボタン押したいって感じだよね

似てるもん

外が全く見えない窓もないホテルみたいに長い廊下を歩き続け

ようやく見覚えのあるドアの前まで来る

あぁ、このままじゃ廉か紫耀のどっちかにインターホン押されちゃうよ？

岸くん

って、思ってたら

平野「うわっ…、」

永瀬「っ…、ビビった〜」

何故か俺らが押す前にドアが開いた

待ち構えていたかのように勝手に

『…、…何だみんなか』

「「「「「…」」」」」

何だ、とは？

Aちゃん？

"何だ"とは？