きんぷり。【King&Prince】10 (ページ8)

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明らかに前より減った仕事

休みが多いはずで

なのに寝坊は多くなって

違和感を感じ始めたころ

決めた

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じん「最高だった」

岸「あれはバズるよ」

じん「岸くんバズるとか知ってるの？」

岸「知ってるよ！」

「「笑」」

平野「いやでもほんとトレンドとか入るんじゃない？」

美優「皆んな完璧でした」

海人「ありがとう〜」

美優「お疲れ様」

海人「疲れたぁ」

平野「こら！いちゃつかない！」

「「「笑」」」

収録もまともに集中出来なかった

さっきしれっと流された私の話を

このあとする予定だから

バラエティ収録のあとにも関わらず

私に笑いが一切出なくなったのは

本当に仕事がどうでも良くなったのか

良いじゃん

最高の辞めどきじゃん

『話があるんだけど』

「「…」」

帰る支度をピタッと止め

でもまたすぐに動き出すメンバー

平野「このあとまだ現場あるよね？」

美優「うん、だから紫耀くんとじんくんも！早く出なきゃ」

平野「また今度でいい？」

『いや…、』

じん「じゃあ用件だけでも？」

『…』

そんな軽く終わる話

じゃ無いよな、きっと

でももしかしたらそうなのかもしれない

他のメンバーの辞める話はきっと重い

たっぷり時間取って話し合う

けど私は違うかもしれない

軽い話なのかもしれない

今の皆んなからしたら

「美優ちゃんごめん、先に車出してくれる？」

美優「あっ、はい」

ドラマの現場があるため、と他のスタッフに呼ばれ足早に出て行った

5人だけが残る

平野「おつかれ」

岸「おつかれ〜」

じん「じゃっ」

海人「え〜もう帰るの」

『あの、』

話したい

きっと誰も揺らがずに戸惑わない

だから大丈夫

いま、パッと言うだけで。大丈夫