きんぷり。【King&Prince】 (ページ12)

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なにわ男子ページ12

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A

カウコン終わりの舞台裏

出演者でごった返しのバックステージ

「Aさん！」

私を"さん"付けで呼ぶ人はあの子しかいない

『みっちー、…そんな走らなくても笑』

デビュー衣装を着たみっちーが小走りで近づいてきた

『どうだった？初のカウコン』

道枝「めっちゃ楽しかったです」

毎回毎回会うと当たり前のように

手を握ってくるみっちーは背が伸びても子犬のまま

『…』

道枝「どうかしました？」

『なんで手握るの？』

道枝「落ち着くんで笑」

ふふ、と笑ったみっちー

Jr.の小さいときから見てるけど

『こんなにも大きくなるとは…』

道枝「そんなに大きくなりました？」

『うん。見上げるようになるなんて』

ビルみたいに言わないでくださいよって笑う

やっぱ前言撤回

子犬じゃなくてこんなゴールデンレトリバーみたいになるなんて←

楽屋に戻ろうと足を運ぶも

みっちーも後をついてくる

『ねぇ、なにわこっちじゃないでしょ？』

道枝「Aさーん…」

『なんだよ〜』

道枝「楽屋来てください」

握ってた手がいつの間にか恋人繋ぎのようになってる

その手を凝視していると

前から賑やかな声が

「あ！Aちゃん！」

「ちょ！みっちー！何してんねん！」

「1人だけズルいわ」

なにわ男子勢揃い

お年玉ねだられる未来が見えた