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２０話 ページ23
パチッ、と目が覚める。
寝起きが悪いボクにしては珍しく、目がぱっちりしている。
…それには、さっきの夢が関係してるんだろうけど。
窓から外を見ると、真っ暗だった。
その暗さは、さっきの夢を連想させて、
頬に、冷たい何かが流れていった。
その何かは布団に染みを作り、ゆっくりと広がっていく。
枕元に置いてあるスマホを付けてロック画面を見ると、４：３９と表示されていた。
まだ微妙に朝じゃないけど、寝る気にもなれない。
また、あの夢を見たらと思うと体が震えてくる。
…ボクは、あの頃から一切変わってないのかな。
そんなことを考えながら、着替えを済ました。
．
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作者名：nyaran7 | 作成日時：2020年2月10日 19時
