黄色いチューリップ (ページ37)

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ryuto side

最近のAさんは以前より

遥かに痩せてしまった。

相変わらず持って行ったゼリーしか

食べてはくれない。

ゼリーを食べてくれるだけマシか。

作間『Aさんおはようございます。』

A「あ、作ちゃんおはよう！」

そう言って見せてくれる笑顔も弱々しい。

部長『鈴木ちょっといいか？』

A「はい。」

そう言って別室に移動するAさん。

しばらくして戻ってきたAさんは

明らかに気持ちが沈んでいるように見えた。

作間『Aさん？どうしたんですか？』

A「部長にね、頼むからしばらく

会社に来ないでくれって頭下げられたの。

私、もう必要とされてないのかな。」

作間『そんなわけないじゃないですか！

みんなAさんのこと大好きで、

この部署になくてはならない存在だって

思ってますよ！だからこそ！だからこそ…

そんな状態のAさんを放っては

おけないんですよ。』

つい大きい声を出してしまった。

伺うようにしてAさんの方を見ると

静かに涙をながしていた。

作間『あ、ごめんなさい。

いきなり大きな声出したりして。』

A「ううん、違うの。

嬉しくて、ありがとう。」

作間『Aさんそうでもしないと

周りに迷惑がかかるとか言って

休もうとしないから。

部長もすごく心配してるんですよ。』

A「うん、わかった。

少しだけ休むことにする。」

そう言ってデスクに戻ろうとしたAさんの

姿勢が崩れ、倒れそうになる。

間一髪で支えることができたが

Aさんの意識はない。

作間『誰か！！！誰か救急車！！！』

ーーー作者からーーー

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よかったら覗いてみてください。

橋本先輩とAちゃんの

出会いを書かせていただきました。

＠HiHipoyoco