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ryuto side
ー昼休みー
作間『橋本さん、ちょっといいですか?』
涼『何?ランチのお誘い?笑』
この余裕な感じムカつく。
作間『話あるんですけど。』
涼『あーうん。場所変えようか。』
作間『はい。』
適当なお店に入り料理を注文する。
頼んだものが来るまでの間
しばらく沈黙が続く。
それを破るように橋本涼が俺に問う。
涼『で?話って何?』
作間『すぐにAさんを解放してください。』
涼『だから、前にも言ったかもしれないけど
お前にそんなこと言われる筋合いないから。』
作間『昨日夜あなたと一緒にいた女性は誰ですか?
その女性とホテル入って行きましたよね?
それ見てAさんどうなったと思います?』
涼『Aどうかしたの?泣いてた?』
作間『過呼吸起こしてましたよ。』
涼『え?そこまで?』
心底腹がたつ。こいつにそこまでの
影響力があって、俺にはそれがない。
別に俺が他の女とホテルに入って行ったって
彼女は笑っていられるだろう。
作間『とにかくAさん辛そうです。
お願いなので手を離してください。』
涼『でも辛いならAが俺から
離れていけばいいんじゃないの?』
作間『…でも、『無理だから。』
え?
涼『俺にはAが必要なんだ。
Aにも俺が必要。
悪いけど君の話に耳を貸すことはできないよ。』
作間『……。』
どうしたらいいんだ。
他の女と寝たくらいだからAさんとの
関係を切ることは容易いと思っていた。
Aさん…この悪魔から
なんとしても離れてください。
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作者名:にゃんぽよ | 作成日時:2018年11月23日 21時