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ふと携帯を見ると新着通知3件
すべて涼から。
涼倒れたって聞いたけど大丈夫?
涼昨日までは元気だったよね?
涼そんなに悪いの?
昨日までは元気だったよね、か…。
涼は少しも私のことなんて
見てくれてないんだ。
何と返したらいいのかわからない。
涼にとって私がその程度の存在
だったのかと思うと涙が出てくる。
作間『Aさん！？どうしました？
どこか痛いですか？先生呼びますか？』
あぁ、作ちゃんは、なんていい子なの。
A「ううん。大丈夫。
目にゴミが入っただけ！へへ。」
作間『携帯。』
A「え？」
作間『携帯貸してください。』
A「なんで？？」
作間『いいから！』
A「え、う、うん。はいっ。」
ボソッ
作間『…はぁ。あいつまじでムカつくな。』
A「ん？なんて？」
作間『いえ！なんでもないです。』
A「携帯何するの？」
作間『なんでもないです。お返しします。』
A「？？？」
返ってきた携帯を見ると
待ち受けが作ちゃんの自撮りになっていた。
A「作ちゃん！何やってんの！笑」
作間『ふふ。少しは元気出ました？』
今までの私ならすぐに元の待ち受けに
戻しただろうけど今日ばっかりは
そのまま残しておくことにした。
A「また作ちゃんに救われたね。
いつもありがとう。」
作間『僕、本当にいつでもAさんの為なら
駆けつけるんで辛かったり不安になったりしたら
すぐに呼んでください。
朝でも夜でも雨でも雷でもぜったいに
Aさんのこと元気づけに行きますから！』
A「作ちゃん、そこまでしてくれなくても
いいんだよ。やっぱり作ちゃんの気持ちには
答えられないから、作ちゃんの気持ちを
利用しているみたいで申し訳ない。」
これ以上作ちゃんを振り回せない。
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作者名：にゃんぽよ | 作成日時：2018年11月23日 21時
