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八「Aさんですよね？」
『は…い……』
嘘ついたのバレて怒られちゃうのかな。
落ち着かなくて首輪を触る。
八「可愛いですね。是非お友達になりましょう」
上品な笑顔で言う八百万さんに断れなかった。
『もち…ろ…ん』
友達…できちゃった！
瀬「ちょっとヒヤッとしたな」
切「俺はいつでも受けて立つぜ！」
相「これにて終わりだ。教室でカリキュラム等の書類が有るから戻ったら目通しとけ」
緑「はぁ…」
相「緑谷、保健室で婆さんに治してもらえ」
明日も大変かな…。
教室戻らなきゃ。
『八百万…さ…ん…いっしょ…に…』
八百万さんの体育着の裾を少し引っ張る。
八「ええ、勿論ですわ」
フワッと笑う八百万さん。
優しい人…なのかな。いい人だ。
その後更衣室で制服に着替え教室に戻った。
『…はぁ』
一息ついて席で顔を伏せる。
あぁ、このまま寝れる。
みんなはもう帰る準備を始めて、帰る人も何人かいた。
八「Aさん、帰らないのですか？」
『あっ…う…ん…すこし、ね…る…』
八百万さんとは少しだけ打ち解けた…多分。
八「分かりましたわ。では、お先に」
そう言う八百万さんに手を振った。
『ばい、ばぁい…』
そのまま瞼が落ちていく…
━━━…ﾊﾞﾀﾝｯ!!
音と共に痛みが来る。
『う"ｯ……し、ぬ……』
横向きに座って寝ていた為
机でガードされることも無く
そのまま床におでこをぶつけていた。
爆「ンだよ！？うるせぇなぁ"！！！」
後ろの席の爆豪くんに怒られる。
今日何回怒られたんだ…。
『ごめ…ｯ…なさ…』
おでこの痛みに涙が出てくる。
爆豪くんは目を見開いてわたしの顔を覗き込む。
爆「お前、血出てんぞ」
そして爆豪くんはわたしのおでこを人差し指で押した。
『!?……しんじゃ…う!!』
そして、あまりの痛さに暫く悶えていた。
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作者名：にゃむ | 作成日時：2022年2月18日 21時
