【ヒロアカ】依存症白猫ちゃん (ページ9)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:1,767 hit

8 ページ9

・

緑「先生、まだ動けます」

相「こいつ…」

目が閉じて開けたのは緑谷くんがボール投げ終わった後だった。

『あれ…わた…し…ねて…た？』

頭が上手く回らない。

状況を把握する為に周りを見まわす。

轟「起きたか」

『えっ…』

真横に男の子がいた。

このテストでクラスの人の名前はある程度覚えてきた。

轟「もういいのか？」

自分の体勢を見て急いで立ち上がる。

轟くんに寄りかかって寝てしまっていた。

『ごめ…なさ…ぃ』

急いで立ち上がったので身体がふらつく。

轟「大丈夫だ。体調悪いなら保健室に」

『大丈夫…です…眠気だけ…なの…で』

爆豪くんが相澤先生に縛られたり、なんだかんだ…自分の番になる。

フラフラとそのままボールを投げに行く。

『ふぅ…かえりたいなぁ…』

「203メートル」

そろそろ限界きちゃった…かな。

その後の体力テストは、

上体起こし、長座体前屈、持久走…と終わった。

持久走に関してはもう記憶すらない…。

走り終えるのに必死だった。

相「じゃあパパっと結果発表」

一括開示されるみんなの順位

わたしは…4位…。うーん、がんばった方だ。

最下位は…緑谷くんだった。

相「因みに除籍は嘘な」

えっ…

相「君らの個性を最大限に引き出す合理的虚偽」

「「「はぁ！？！？」」」

『へっ…？』

八「あんなの嘘に決まってるじゃない。ちょっと考えれば分かりますわ」

お隣の八百万さんがとどめを刺す。

『うぐ…っ…』

八「あら、貴方も信じていたのですね」

ちょっとからかう様に八百万さんに言われる。

『ちが…う…もん…』

唇を噛んで必死に嘘をつく。

はぁ…反抗期かな。嘘ついちゃった。

「「「俺も/私も気づかなかった」」」

・