【ヒロアカ】依存症白猫ちゃん (ページ7)

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＜爆豪＞

50m走が終わって、握力測定へ移る。

集中して測定器を握る。

このテスト誰にも負けねぇ。

『うぅｯ…にゃｯ…ふにゃぁｯ…』

思いっきり測定器を握り潰そうとすると

力が抜けそうな声が耳に入ってきた。

爆｢うるせぇよ！化け猫女！！！｣

そう言うと猫女は肩をビクつかせて測定器を落とした。

ﾋﾟﾋﾟｯ

『ごめ…なさ…ｯ…』

そして震えながら今にも泣きそうな顔で測り終えたであろう測定器を拾い上げた。

んだよコイツ。ビクビクしやがって。

そのまま震える猫女を見ていた。

『…やった…!!』

震えてもう泣きそうだったクセに測定器を見るなり嬉しそうに声を漏らした。

そんなに喜ぶなら…と少し気になった

爆｢あぁ"？何キロだったんだ""？｣

猫女から乱暴に測定器を取り上げた。

爆｢…ハァ！？こんなんで喜んでんのか"？｣

目にした記録は19.4キロ。

コイツ本当に喜んでんのか？

仮にも高校生だぞ。個性が種目に適してないとは言え、これで喜ぶことなんてあるか？

爆｢お前…小学生かよ｣

聞こえないレベルの声量で呟いた。

だが、聞こえてたみたいだ。

唇を痛そうなくらい噛んでいた。

『いいもん…』

と言い、猫女は口をプクッと膨らませてそっぽ向いた。

ガチで小学生みてぇだな。

思わず自分の頬が緩んだ気がした。

爆｢フンｯ…クソガキが｣

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