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第2種目：握力
中学校の時の握力測定は個性を使わずに15あるかないか。
わたしの個性をどう使って記録を伸ばそう…。
とりあえず自分の出る最大限の力を込める
『うぅｯ…にゃｯ…ふにゃぁｯ…』
声を出すのは少し恥ずかしいけれど、除籍がかかっていれば別。
そんな事気にしてられない。
爆｢うるせぇよ！化け猫女！！！｣
突然の怒鳴り声に驚き測定器を落とす。
ﾋﾟﾋﾟｯ
『ごめ…なさ…ｯ…』
震えながら落とした測定器の記録を見る。
『…やった…!!』
記録は19.4キロ
昔の成長に感動し怒鳴られたのすら忘れてしまった。
爆｢あぁ"？何キロだったんだ""？｣
爆豪くんがわたしの測定器を取り上げて記録を見る。
爆｢…ハァ！？こんなんで喜んでんのか"？｣
爆豪くんの声でみんながこちらへ目線を向ける。
痛い痛い痛い…視線が痛いよ…。
爆｢お前…小学生かよ｣
ボソっと呟いた爆豪くんの言葉に胸が痛む。
唇をかみしめて俯いた。
『いいもん…』
ぷいっと爆豪くんと逆側を向き次の種目の場所へ移る。
第3種目：立ち幅跳び
さっきの事もあり少し気持ちが沈んでいたけど
わたしの個性には有利な立ち幅跳びと聞いて気分が戻った。
『……んｯ！！』
記録は女子2位だった。
もっと頑張らなきゃ…。
第4種目：反復横跳び
反復横跳びはスピードが大事な為、これもわたしの個性に有利だ。
ひょこひょこと線を飛び越え戻ったり来たり。
これはクラス3位だった。
除籍はなんとか免れそう…？
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作者名：にゃむ | 作成日時：2022年2月18日 21時
