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麗｢最下位除籍って！初日ですよ！？いや、初日じゃなくても理不尽すぎる！｣
相｢自然災害、大事故、そして身勝手なヴィラン達。いつ何処から来るか分からない厄災。日本は理不尽に塗れている。そういうピンチを乗り越えていくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから3年間雄英は全力で君達に苦難を与え続ける。更に向こうへPlus ultraさ。｣
相澤先生は真剣に言う。
世の中は理不尽だらけなんだ。
その上ヒーローになるならもっと理不尽もあるはず。
相｢全力で乗り越えてこい｣
やらなきゃいけないんだ…。
ヒーローになるのに、こんなとこで逃げてちゃだめだもんね。
相｢さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ。｣
第1種目：50m走
｢位置についてよーい｣
━━ﾊﾟﾝｯ
次々とみんなが飛んだり走ったりと色々な個性で記録を出していく。
｢だいじょうぶ…きっと…｣
わたしの番になった。
足をつけスタート位置に着く。
｢位置についてよーい｣
『…だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょう…』
━━ﾊﾟﾝｯ
『…ｯ！！』
｢4秒08｣
『はあｯ…はぁ…ふぅ…ｯ…』
久しぶりに個性で走った為息が乱れる。
このタイムなら最下位になることはまだない。
自分の番が終わったので他の人の走り方を見ていた。
みんな自分の番が終わると清々しく元いた場所へ戻る。
その中に1人だけ、自分の番が終わったのに焦ったような顔をしている人がいた。
『あの…大丈夫…ですか…？』
声をかけるとゆっくりとこちらを向くその男の子。
緑｢あっ！…うん！大丈夫！｣
少し不安そうな顔に心配を残した。
『いっしょに…がんばろ…う…ね』
そう言って去ろとすると男の子はにっこりと笑い うん！と大きく返事をした。
なんか…この感じ懐かしいな…。
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作者名：にゃむ | 作成日時：2022年2月18日 21時
