『神の子の伝説』 ページ10
昔々のそのまた昔…。
今からずっと前のお話。
あるところに大きな大陸がありました。
その北側の海は暗くて寒い悪魔の住む国
逆に南側の海は暖かく綺麗な天使の住む国でした。
大陸には神様と動物たちが、悪魔の国には悪魔たちとそれを統べる大魔王サタン。天使の国には天使達とその長である大天使ミカエルが住んでいたのです。
それぞれは他の国には干渉せず幸せに暮らしていましたが、ある時サタンは天使の国の豊かさを知ってしまいました。
二つの国の差に怒ったサタンは悪魔を３人、天使の国に送ることにしたのです。
空を飛ぶ鳥から生まれた悪魔、陸で暮らす動物から生まれた悪魔、そして海を泳いでいる魚から生まれた悪魔。
彼らはサタンからミカエルにと預かった手紙を持ち、天使の国に悪さをするために悪魔の国を出ました。
大陸へ着くと神様に用事を尋ねられます。
「サタン様からミカエル様にお手紙です。僕らはそれを届けに来ました。」
「わかった。悪さをしないのであればここを通してやろう。」
こうして三人の悪魔は天使の国に潜入したのです。
早速ミカエルに手紙を渡します。
〜ミカエル、その３人の悪魔は心が優しすぎて悪魔には向いていないようだ。なにか出来ることがあるのであれば仕事を与えてそちらの国で面倒を見てもらえないだろうか。頼む。サタン〜
この手紙を読んだミカエルは喜んで３人に仕事を与え、他の天使達にも仲良くするようにとお願いしました。
今まで３人にとっての仕事は人の笑顔を奪うことでしたが、ここへ来てから与えられる仕事は人を笑顔にする仕事ばかりでした。
人のために働き笑顔をもらうことに幸せを覚えた3人は、サタンからの命令を忘れ長い間天使達と幸せに暮らしたのです。
ある時、痺れを切らしたサタンが自ら天使の国にやってきました。
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黒バイ - ゾロかっこいい。作者様は天才ですね！これからも楽しみにしています。自分のペースでいいのでこれからも頑張ってください。応援しています。 (2017年4月19日 15時) (
レス) id: d571ecbf9e (このIDを非表示/違反報告)
赤い桜模様の猫 - 凄くキュンキュンしました♪続きお願いします！ (2016年5月21日 7時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ころべぇ | 作成日時：2015年12月3日 23時
