運命の歯車２ ページ6
「神の・・・使い・・・？」
いきなりのファンタジー要素の連続に私の頭はパニック寸前。
「１０００年に一度、我々神が天界に集い少女を選定する会議があるのじゃ。そこでお主が選ばれた。選ばれたものは神の使い・・・つまり天使として青海へ下り、悪い悪魔どもを懲らしめるのじゃ。」
「青海？悪魔？なんだかそれって・・・」
ワンピースのお話みたい。
「詳しくは追々説明する。もう時間がないのじゃ。」
未だぼーっと話を聞いていた私の肩を掴むと、
「これを食べて行きなさい。」
と、ピンク色の小さな果物を渡された。
普通に考えて食べ物には見えないそれをなぜか素直に口に入れてしまった。
「うぅ・・・まっず・・・」
この世のものと思えない味と体の痛みにその場にうずくまる。
「痛みは一瞬じゃ。じき収まる。お主はその力を使い次なる力を探すのじゃ。お主が口にすることのできる実はあと２つ。どちらもお主にしか見つけられぬものじゃ。よいな？」
神様の言ったとおり、痛みは一瞬で収まった。
立ち上がった私は白いワンピースに身を包み持っていたはずの鞄も着ていたはずの制服も見当たらなかった。
でも不思議と怖くはない。
「さぁ、これで準備は整った。手荒い見送りを許してほしい。天使アカネよ、世界を頼んだぞ。」
来た時と同じように天井が開き神様は帰って行った。
それと同時に私の立っていた床の部分も消えてしまい、そうすると当然・・・
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
雲にできた穴の中をひたすら落ちた。
パッと周りが明るくなったと思ったらそこは空。
遥か下には海。
今度こそ死ぬ。
落ちていく途中で気を失った私。
最後に見たのはライオンのような船だった。
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黒バイ - ゾロかっこいい。作者様は天才ですね！これからも楽しみにしています。自分のペースでいいのでこれからも頑張ってください。応援しています。 (2017年4月19日 15時) (
レス) id: d571ecbf9e (このIDを非表示/違反報告)
赤い桜模様の猫 - 凄くキュンキュンしました♪続きお願いします！ (2016年5月21日 7時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ころべぇ | 作成日時：2015年12月3日 23時
