どーいうことだ！！sideサンジ ページ28
「っかしいなぁ…」
頭をガシガシと掻きながらキッチンに入ってくるサンジ
「どうしたの？」
先程サンジに出されたおやつのケーキを食べながら問いかけるナミ
「いや、アカネちゃんが見当たらなくて…昼寝でもしてんのかなって…」
ナミの前の席に腰掛け、うーんと唸る
「そう言えば、お昼を食べたあと、ゾロの事を探していたわね…」
紅茶を飲みながらロビンが思い出したように呟く
「あの子、戦えない事を気にしてたからね…それで一緒にトレーニングでもしてるのかも！」
見張り台の方を見ながらナミも紅茶に口をつける
「俺、ちょっと見てきます…」
急に真面目な顔になったサンジを不審に思いながらも
「お願いね」
と、送り出す2人だった…
−−−
「なんで…なんであいつなんだよ…」
ギシッギシッ
縄ばしごを昇る手に力が入る
醜い嫉妬なのは分かっていた…
俺じゃなく、アイツを先に頼って行ったことに……何故俺じゃないのか…何故あいつなのか…
「俺だって…戦い方くらい…教えられるっての！」
ガチャ！！
トレーニングルームのドアを開けてひょこっと顔を出すと誰も居ない…おかしいなと思い、反対を向いてみると…
「な…な……なんてこったぁ〜〜〜」
そこで見た光景は…俺には耐え難いものだった…
−−−
「なんだよ！うるせぇなぁー！」
俺の声に驚いたクルーたちが次々に上がってくる。
「何よ！何があった…の…？えぇ〜〜〜！！」
流石のナミさんもビックリして軽く腰を抜かしてしまった。そんな状況がここにはあるのだ…
うちの天使アカネちゃんを、あろう事か…脳筋クソマリモが…抱きしめながら昼寝なんて…
「…っせぇなぁ…アカネが起きるだろ…」
あまりにも俺達が騒いだからなのか、そもそも起きていたのかは定かではないが、クソマリモが片目を開けてこちらを見ていた
「あ゛ぁ？！」
思わず大きな声で反応すると…
「ん…うん…？？あれ？私…寝てた？」
ゴシゴシと眠たそうに目を擦りながら俺の天使が目を覚ました…
「ほら見ろ…」
マリモは完全に俺を睨んでいる…
「ん？なんでみんないるの…？あれ？」
自分がゾロに抱きしめられていることに気づいた彼女はびっくりして飛び起きた
「ご、ごめん！ゾロの体、枕にしちゃってたみたい…重たくなかった？？」
あ、あれ？普通…きゃーとか、変態！とかそういう事を言うところじゃないのか…？
「気にすんな」
と、マリモが言えば
「ありがとう！」と笑顔で返す君…
どーなんってんだ…？
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黒バイ - ゾロかっこいい。作者様は天才ですね！これからも楽しみにしています。自分のペースでいいのでこれからも頑張ってください。応援しています。 (2017年4月19日 15時) (
レス) id: d571ecbf9e (このIDを非表示/違反報告)
赤い桜模様の猫 - 凄くキュンキュンしました♪続きお願いします！ (2016年5月21日 7時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ころべぇ | 作成日時：2015年12月3日 23時
