お前は… ページ24
ル「アカネ…お前はこの船の画家だ！！俺が今決めた！！」
ドン！っという効果音が本当に聞こえたんじゃないかと思うくらいのポーズでルフィくんが宣言した。
どうしよう…
「私なんてまだまだで…そんな、画家なんて…」夢のまた夢…
ル「いや！俺が…」
ゾ「俺は好きだぞ！！…ｯお前の絵！…だから画家だ！…せ、船長命令だしな…」
ルフィくんの話を遮ってゾロが発言をすることなんて珍しくて、私も皆もぽかんとしてしまった。
ル「なんかゾロにいいとこ持ってかれた気ぃすっけど！とにかくアカネは画家だ！いいな！」
不貞腐れたルフィくんだったけど、すぐにいつもの調子に戻り、ニカッと笑って言ってくれた。皆を見ると誰一人納得してない人なんていなくて、皆が認めてくれているような気がして、なんだかスっと肩が軽くなった。
「みんなありがとう！私画家になりたかったの！だから夢が一つ叶っちゃった！えへへ」
嬉しさからニコッと笑うと皆も笑ってくれてなんだか心が満たされていく感じがした。
ナ「アカネ！バンバン描きなさい！！そしてジャンジャン稼ぐのよ！！￥￥」
ナミもなんだかノリノリです。私の絵に価値があるのかわからないけど、みんなの助けになれるなら嬉しいな！
ーーーーーーー
「ゾーロー！！ゾーロー！！」
何枚か絵を仕上げているうちに皆見飽きたのか居なくなっていて、さっきまで近くで筋トレしていたはずのゾロまで居なくなっていた。
チ「？？ゾロ探してるのカ？」
廊下ですれ違ったチョッパーに問われる
「そうなの！ちょっとお願いがあったんだけど、居なくなってて…」
そこにウソップもやってきた
ウ「んぁ？ゾロならさっき見張り台まで上がっていったぞ？トレーニングでもしてるんじゃないのか？」
場所を変えてトレーニングしてるってことかな？ゾロは頑張り屋さんだなぁ…
「ありがとうございます！」
二人にお礼を言うと見張り台まで登った。
｢ゾロー？｣
ひょこっと顔を覗かせると重そうなバーベルを持って筋トレをしているゾロがいた。
ゾ｢うぉっ！まぁーたお前か！びっくりさせやがって…(気配を感じねぇのはなんでだ？)｣
どうやらまた驚かせてしまったようだ
｢ご、ごめん｣
しゅんと俯いてると一旦手を止めたゾロがこちらへやってくる
ゾ｢で？…なんか用か？｣
少し顔を赤らめながらぶっきらぼうに聞いてきたゾロだけど、まだ部屋に入っていなかった私に手を差し伸べてくれた。
その手をとると私はあのお願いをするのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒バイ - ゾロかっこいい。作者様は天才ですね！これからも楽しみにしています。自分のペースでいいのでこれからも頑張ってください。応援しています。 (2017年4月19日 15時) (
レス) id: d571ecbf9e (このIDを非表示/違反報告)
赤い桜模様の猫 - 凄くキュンキュンしました♪続きお願いします！ (2016年5月21日 7時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ころべぇ | 作成日時：2015年12月3日 23時
