描きたいもの ページ23
ブツブツと文句を言いながらもお水を渡すさんじさん。
ゾ「あー…っと…」
ゾロが私の隣に歩いてくると、ブツブツと独り言を話し出した…
「ゾロ？どうしたの？食べないの？」
不思議に思って聞いてみる
ゾ「あー…アカネ…隣…いいか？」
沢山席はあるのに入口から一番遠い私の隣に座りたいという…
「どうぞ！」
理由はわからないけど、さっき沢山話して仲良くなったからかな…？それなら嬉しい。
ゾ「サンキュ…」
ドカッと私の隣に座るとルフィくんに取られまいと急いでご飯を口に詰め込んでいた
それを見ていたルフィくん以外のみんなは食べることを忘れてこちらを見ていた
「ん？なに？ご飯ついてる？！」
慌てて顔を触るけど何もついてはいなさそうだ…
ナ「あんた達…何かあったの？」
「え？」
心底驚いた顔のナミさんが口を開く
ロ「ゾロがあなたの事を呼び捨てしていたように聞こえたけれど…気のせいかしら…」
珍しくロビンさんまで困惑している
フ「仲がいいのァいい事だろ！さっさと食わねぇとみんな食われちまうぞ！」
その言葉にみんながお皿に視線を戻すとルフィくんとゾロがものすごい勢いで食べていて、お皿の8割は白くなっている…
ウ「のわぁ！こら！全部食うんじゃねぇ！！」
男性陣が慌てて食べるのを再開する中、お腹がいっぱいになった私は自分の食器をキッチンに片付けると甲板へ出た…
サ「……」
「んーー！気持ちーー！」
外に出るとブワッと風が走り抜けていく…
船内にいる時はあまり感じないけど、こうして見ると本当に海の上にいるんだなと、急に実感する。
「さて…」
ご飯の前にウソップさんに借りたクレヨンと画用紙をベンチに広げて気合を入れる…
こちらの世界に来て絵を描くのは初めてだ…
バタバタしていて描ける余裕が無かったのもあるけど、描こうって思うことが無かった。
でも…今日見たあの風景だけは…描きたい…
「♪〜」
暫く夢中で描いていると…
「上手いもんだな…」
後ろから声をかけられた
「ゾロ！」
ゾ「これ、さっきの…」
少し顔を赤らめて私の描いた絵を見つめるゾロ
「うん！さっき見た朝焼け！すっごく綺麗だったから絶対に描いておきたくて！」上手いと言われたのが嬉しくて得意げに話していると、みんなが集まってきた
ル「うめぇなぁ…よく分かんねぇけど！」
ナ「ちょっとあんた！これ売れるんじゃな〜い？￥」
ナミさんはこれで稼ぐことを決めたみたいだ…
ル「よし！決めた！」
ルフィくんも？？
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黒バイ - ゾロかっこいい。作者様は天才ですね！これからも楽しみにしています。自分のペースでいいのでこれからも頑張ってください。応援しています。 (2017年4月19日 15時) (
レス) id: d571ecbf9e (このIDを非表示/違反報告)
赤い桜模様の猫 - 凄くキュンキュンしました♪続きお願いします！ (2016年5月21日 7時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ころべぇ | 作成日時：2015年12月3日 23時
