＊story48 ページ49
ご飯を食べたあと、二人を私の部屋に案内する。
半「そういえば自己紹介がまだだったね〜。僕は竹中半兵衛、よろしくね」
官「黒田官兵衛だ。よろしく頼む」
貴「櫻葉Aです。こちらこそ自己紹介が遅くなり申し訳ありません」
深々とお辞儀をする。
半「わぁ…。とても礼儀正しい子だね…」
貴「いえいえ」
官「単刀直入に問う。…君は、姫神子の力の他に別の力があるな？」
貴「！！」
なんで…この人たちがそれを…？
貴「…はい。桜を操る力が…」
半「やっぱり…」
官「……」
半兵衛さんと官兵衛さんは、顔を見合わせて表情を硬くした。
貴「桜の力が、なにか…？」
半「んーとね…。姫神子様がいた時にね、同じ力を持つ人がいたらしいんだ」
貴「え、そうなんですか？」
官「姫神子と同じく、突然姿を消したらしいが…。まぁ、それは置いておこう」
官兵衛さんは、私を真っ直ぐ見る。
官「その力を使うことを、今後避けたほうがいい」
貴「…みんなにも言われました、それ」
半「君は普通の人間だよ？身体の負荷を考えると尋常じゃない」
貴「まぁ…そうですね」
…使うな、って言われてもな…。
すると官兵衛さんから、驚く言葉が。
官「…その力を使えば使うほど、貴女の命を短くすると考えたほうがいい」
貴「えっ…？」
半「その力の負担は大きい。…命を削って力を使っているものなんだ、君の場合は」
官「このまま力を使えば、いずれ命を落とす」
貴「……」
驚いた。
…だけど、自然と冷静だ。
貴「まぁ…。普通の人間がこんな力を使えば、そうですよね」
半「ずいぶん冷静だね…」
貴「そりゃ驚きましたけど…。そっか、ここのところの体調不良は、やっぱりこの力のせいなんだ…」
官「もう身体に異常が出ているのか」
半「これ、その桜の力を使う人のことが書いてある本。姫神子の資料を見せてもらう代わりに、これを君に」
貴「…ありがとうございます」
まずは、この本を解読しよう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おかか(プロフ) - ユキナさん» 特に佐助は犬のような気がします…！ (2017年12月10日 2時) (
レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 人狼というより犬…www おもしろｯｯw (2017年12月10日 2時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» いつもコメントありがとうございます！伝わって嬉しいです♪ (2017年11月9日 20時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 予想通り信之さん可愛かった…////// (2017年11月6日 20時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» ふふ…。朝には更新するので、お楽しみに…♪伊達軍ですね！ご協力ありがとうございます！！ (2017年11月2日 0時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おかか | 作成日時：2017年10月16日 23時
