＊story44 佐助side ページ45
もう少しで城に着く頃。
鎌「ねぇ佐助、くっつきすぎ」
佐「お、おんぶしてるんだから仕方ないだろ…」
才「猿の分際で…」
佐「そこ関係ねぇだろ！」
信「お前たち、彼女が起きてしまうだろう」
幸「それにしても…本当に大丈夫かな…。あれだけ真っ青で倒れちゃえば無理もないと思うけど…」
信「そうだな…。今も少し顔色が悪い」
気持ちよさそうに眠っているけど…確かに顔色が悪い。
佐「…オレたちのこと考えてくれてるのは嬉しいけど…。こんなになるまで無理させたくねぇな…」
才「ああ。俺たちももっと強くなって、この子に頼りすぎないようにしなければ」
貴「んっ…」
鎌「あ、起きた」
貴「ふぁ…。あれ、まだお城に着いてないんだ…」
幸「もうすぐで着くよ。君はもうこのまま寝ていた方がいい、顔色が悪いから」
貴「うん…」
すると、少しだけ震えていることに気づいた。
佐「…寒いのか？」
貴「えっ？」
小声でそう言うと、驚いた顔をする。
佐「あ、いや。震えてるから…」
貴「…違う」
ギュッと、更にオレにしがみついてくる。
貴「怖い夢…見たから」
佐「怖い夢？」
コクリと頷き、とても不安そうな顔をしている。
貴「みんなが…戦で傷ついていく夢…」
佐「…そっか」
貴「そんなことに…なってほしくない」
佐「……」
ダメだ。こんな顔をさせちゃ。
才蔵の言う通り、もっと強くならないと。
佐「大丈夫だって！！」
貴「わっ…！？」
Aを背負い直し、オレは一気に城まで駆け出した。
信「佐助！？どこに行くんだ！？」
鎌「抜け駆けずるいよー」
貴「さ、佐助！どうしたの…？」
佐「オレ、もっともっと強くなる！！お前がずっと笑ってられるように、もっと強くなるから！！」
貴「！！」
佐「だから、お前は何も不安に思わなくていいんだ！！そんで、ずっと一緒にいたい！！」
貴「佐助…」
そう言うと、クスッと笑う声が聞こえる。
貴「うん、私もずっと応援してる。ずっと一緒にいたいから」
笑顔でいうAを見て、嬉しくなる反面顔が熱くなる。
貴「私、佐助のこと大好きだよ！」
佐「！！？お、おぉぉぉ！？」
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おかか(プロフ) - ユキナさん» 特に佐助は犬のような気がします…！ (2017年12月10日 2時) (
レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 人狼というより犬…www おもしろｯｯw (2017年12月10日 2時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» いつもコメントありがとうございます！伝わって嬉しいです♪ (2017年11月9日 20時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 予想通り信之さん可愛かった…////// (2017年11月6日 20時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» ふふ…。朝には更新するので、お楽しみに…♪伊達軍ですね！ご協力ありがとうございます！！ (2017年11月2日 0時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか | 作成日時：2017年10月16日 23時
