＊story4 ページ5
私は、夕飯の買い出しに行っていた。
帰り道、ケータイに着信があったから電話に出ようとして画面を開いた。
その瞬間、知らない女の人の声が聞こえて目の前が真っ白になり、気づいたらさっきの部屋にいた。
貴「…と、言う訳なんですけど」
幸「つまり君は…違う世界から来た、ということかい？」
貴「シンプルに、そうだと思います」
信「信じ難いことだが…」
鎌「嘘をついているようにも見えないし…」
一応、信じてくれるようだ。
だけど、そうなると私には帰る場所がない。
幸「なら、落ち着くまでここにいるといいよ！」
貴「！」
佐「そうだな！ここにいればいいじゃん！」
貴「いいの？」
才「困っている女性を放って置くなど、カッコ悪い」
信「そうだな。その方が安全だろう」
鎌「僕も賛成」
貴「……」
見ず知らずの私に、こんなに優しくしてくれるなんて…。
貴「ありがとうございます」
土下座で感謝の気持ちを精一杯表す。
幸「ど、土下座なんて止めてよ！君の世界ではみんな土下座で感謝をするの？」
貴「いやいや、そんな訳ないじゃん」
顔を上げてキッパリと否定すると、不思議そうな顔をされる。
貴「あ、いや。そういう人もいるけど…。見た通り私は感情表現が馬鹿だから、こうでもしないと伝わりにくいんですよ」
佐「た、確かに常時無表情っぽいけど…」
才「けど、さっきはとても驚いた顔をしていたぞ？」
貴「さすがに異世界に飛ばされたとなれば驚きます」
信「まぁ、そうだろうな」
貴「けど基本的にはこの表情なんで。分かりにくいかもしれませんけどごめんなさい」
幸「なんだか、鎌ノ助に似ているね」
鎌「そうかな？」
貴「ですかね？」
二人で顔を見合わせると、周りのみんなが笑う。
幸「真田軍へようこそ！」
幸村さんが私に手を差し出す。
貴「私に出来ることなら、なんでも手伝います。よろしくお願いします」
その手を、握り返した。
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おかか(プロフ) - ユキナさん» 特に佐助は犬のような気がします…！ (2017年12月10日 2時) (
レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 人狼というより犬…www おもしろｯｯw (2017年12月10日 2時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» いつもコメントありがとうございます！伝わって嬉しいです♪ (2017年11月9日 20時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 予想通り信之さん可愛かった…////// (2017年11月6日 20時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» ふふ…。朝には更新するので、お楽しみに…♪伊達軍ですね！ご協力ありがとうございます！！ (2017年11月2日 0時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか | 作成日時：2017年10月16日 23時
