＊story28 ページ29
気付けば、元の景色に戻っていた。
佐「あっ！！戻ってきたぞ！！」
幸「っ！大丈夫か！？」
信「あぁ。怪我もしていない」
貴「……」
母さんの温もりが、まだ残っている。
鎌「A…？大丈夫…？」
才「何か嫌なことでも…」
貴「違う」
才蔵の言葉を遮り、マフラーをギュッと握りしめる。
信之さんは、私の頭を撫でてくれる。
信「とても温かくて、不思議な体験をしてきたんだよ」
佐「え、どんな？」
佐助が興味津々に尋ねるが、私は顔を上げて言った。
貴「ナイショ」
佐「えぇぇ！？」
鎌「気になる」
貴「ダーメ。教えない」
信「じゃあ俺からも言えないな」
幸「うーん…。そう言うなら無理には聞かないけど…」
不服そうなみんなの顔を見て、クスリと笑う。
貴「信之さん、さっきのは二人だけの秘密ね」
信「そうだな」
私は、桜の木に手を再び添える。
貴「私は、もう寂しくないよ」
夕方、私たちは城に帰っていた。
才「！傷口から血が出ているぞ」
貴「えっ、うそ」
数日前とはいえ、あんな化け物の爪を顔に食らったんだし治らないといえば治らないけど…。
思った以上に傷が深く、こうして度々傷が開くのだ。
貴「かすっただけだと思ったんだけどなぁ…」
幸「早めに帰って手当てを…」
貴「このぐらいで大袈裟だって」
幸「けど…」
貴「幸村、この前以来ちょっと過保護すぎない？」
幸「だ、だって…」
貴「私なら大丈夫。これからも真田軍として、みんなと戦いたい」
幸「…強いな、君は」
フフッと笑い、私は少し早足に歩き出した。
貴「ほら、早く帰ろう。今日はみんなの好きなもの作ってあげる」
鎌「お団子食べたい」
佐「俺、あれがいい！卵焼き！！」
才「君の作るものなら、なんでもいいさ」
信「なら、今日は俺が夕飯を作るのを手伝おう」
幸「その前に、傷の手当てだからね？」
貴「はぁーい」
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おかか(プロフ) - ユキナさん» 特に佐助は犬のような気がします…！ (2017年12月10日 2時) (
レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 人狼というより犬…www おもしろｯｯw (2017年12月10日 2時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» いつもコメントありがとうございます！伝わって嬉しいです♪ (2017年11月9日 20時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 予想通り信之さん可愛かった…////// (2017年11月6日 20時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» ふふ…。朝には更新するので、お楽しみに…♪伊達軍ですね！ご協力ありがとうございます！！ (2017年11月2日 0時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか | 作成日時：2017年10月16日 23時
