＊story22 ページ23
幸「A…」
耳を垂らして私を上目遣いで見る幸村が、とても可愛く感じた。
貴「幸村もすごくモフモフ。ずっと撫でていたくなる」
両手でわしわしとさらにモフる。
貴「幸村はさ、私たちや領民のためなら、自分が犠牲になったとしても後悔はない？」
幸「うん。俺には家族たちを守る覚悟がある、命を背負う覚悟がある」
貴「私も同じ気持ちだよ」
幸「っ…！」
貴「私も君たちに拾ってもらった恩がある。元世界になかったものをたくさん与えられている。家族の温かさ、賑やかな日常、みんなで食事をする時間。寂しさを感じさせないほどの毎日をもらってる」
幸村から手を離し、真っ直ぐに見た。
貴「私は、この真田軍が大好き。だから私も全力で助けたい。どんな危ない橋でも、どれだけみんなが私のことを安全な空間に入れてくれてても、私はそこを飛び出して命を賭ける」
佐「そ、そこまでしなくても…！」
信「佐助」
信之さんが佐助を制する。
貴「不安にさせちゃったかな？ごめんね、佐助」
佐「……」
貴「けど、今の言葉をどうか忘れないで。私も幸村やみんなと同じ気持ちだってこと。私だって領民のことを…信之さんも、佐助も、才蔵も、鎌ノ助も、そして幸村のことも、みんな失いたくない。守りたい、助けたい」
幸「っ……」
貴「この傷も幸村を守れた証ってことで、実は結構誇らしいんだ、私」
ニコッと笑うが、大丈夫かな。顔に出てるかな。
貴「さっきの言葉に嘘偽りはない。私は嘘が大嫌いだからね」
そう言うと、しばしの沈黙がその場を支配する。
信「こりゃ参ったね。幸村」
幸「…うん。俺もまだまだだな」
困ったように笑う幸村と信之さん。
幸「ありがとう。君のその言葉、絶対に忘れない。けど、それでも俺らに君を守らせてほしい。もう絶対に、そんな怪我させないから」
貴「うん。もちろんだよ」
そう言って、私たちは笑いあった。
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おかか(プロフ) - ユキナさん» 特に佐助は犬のような気がします…！ (2017年12月10日 2時) (
レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 人狼というより犬…www おもしろｯｯw (2017年12月10日 2時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» いつもコメントありがとうございます！伝わって嬉しいです♪ (2017年11月9日 20時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 予想通り信之さん可愛かった…////// (2017年11月6日 20時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - ユキナさん» ふふ…。朝には更新するので、お楽しみに…♪伊達軍ですね！ご協力ありがとうございます！！ (2017年11月2日 0時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか | 作成日時：2017年10月16日 23時
