【A3!】幼馴染の攻略法【摂津万里】 (ページ8)

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＊攻略法7 ページ8

ドラムの激しいリズム。

ベースのズッシリとしたリズム。

ギターの軽やかだけど情熱的なリズム。

こんなにもハマるなんて思わなかった。

貴「～♪」

サ「A、絶好調すぎない？」

リ「うん。声もいつもより通ってて感情がこもってる」

貴「えへへ♪自分でもわかるぐらい調子がいいよ。すっっごく気持ちいんだ！！」

ア「俺らもお前の歌に引きずられて、楽器に気持ちが込められる。やっぱりAをボーカルにして正解だったな！」

ライブハウスでライブに向けての練習をしているが、全く問題なし。

ライブは、バンたちの公演が終わった次の日。

貴「あの人の想いを背負ってるんだから、生半可な気持ちで歌えない。やるからには正々堂々、真正面からぶつからなきゃ！！」

サ「うんっ！」

貴「それに、バンに会えてとても嬉しいから、自然とモチベーションが上がってるのもある」

ア「明日は摂津のいる劇団に遊びに行くんだろ？」

貴「うん！ちょうど練習が休みでよかった」

サ「まぁ休みでもAのやることってゲームセンター行くかカラオケだもんね」

貴「まぁね♪」

リ「練習はしっかりしてるしコンディションもバッチリだから、たまには遊びに行っても文句はないよ」

貴「いぇーい！リュウの許可が下りたぜー！」

ア「けど、摂津ってあまり学校だと楽しそうにしてないんだよなー」

貴「そうなの？」

ア「あぁ。なんか退屈そうな顔してる」

貴「昔から私と同じでなんでもできたからねー。学校にいても特にやることないんだよね」

それでも今は、お互いやりたいことをみつけた。

お互い、披露するのが楽しみだ。