【弱虫ペダル】少しの勇気【真波山岳】

＊love story38 ページ42

そして、インターハイが終わり、暑い暑い夏も終わりを告げる。

貴「っくしゅ！！」

肌寒い季節に変わりました。

今日は、新しい主将と副主将が発表される。

真「おはよ、A」

貴「あ、おはよう山岳！！」

真「ごめん、山登ってたら時間過ぎちゃって…」

貴「ううん！！全然大丈夫！！」

山岳は…。

インターハイ以来、あまり笑わなくなった。

いつもピリピリしていて、険しい顔をしている。

真「……」

山岳は、勝負で負けたことがないから今回負けて相当辛いんだと思う。

ましてやインターハイだ。あんな大舞台が初の敗戦だったら、精神崩壊しちゃうよ私なら。

貴「山岳」

真「……」

貴「さーんーがーく！！！」

真「わぁ！？ご、ごめん！！」

だけど、いつまでも引きずっているわけにもいかない。

私の正直な気持ちは、山岳を苦しめると思う。

言うのが怖い。山岳を傷つけるかもしれない。

だけど言わないと。




私に、少しの勇気をください。神様。

真「…どうしたの？」

貴「……」

私は、決意をして口を開いた。

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