【弱虫ペダル】少しの勇気【真波山岳】

＊love story18 ページ22

貴「わぁぁ…。山岳くんの部屋初めて入った…」

真「何も面白いものないよ？www」

貴「この部屋の向こうは宮ちゃんの家なんだっけ？本当に近いんだねー」

真「うんwww」

しばらくの沈黙。

真「あ、それで。話って？」

貴「え、あ、うん…」

やばい、緊張してきた…。

貴「さ、山岳くんってさ…。好きな人いる？」

真「えっ？」

貴「ほ、ほら！今日先輩たちが言ってたからさ！！気になって…」

真「…いるよ。オレのクラスに」

貴「そうなのっ！！？」

うわぁ…。絶対宮ちゃんだぁぁ…。

やっぱ、ダメだ…。宮ちゃんだってわかった上で告白するのもバカだしな…。

帰ろうかな…。

失敗して、この関係も崩したくない…。崩れるのが怖い…。

真「…Aちゃん？」

やっぱ私には無理だよ…。もう帰ろう…。

勝手に上がり込んで、勝手に帰るなんて本当私最低だ…。








本当にそれでいいの？

後悔するのは自分だよ？ダメもとでもなんでも、言うだけ言った方がスッキリするじゃん。

やっぱ言えばよかった。この気持ちを伝えておけばよかった。

そんな後悔、もうしたくない。

絶対、したくないよ！！！

貴「あ、あのね山岳くん。落ち着いて聞いて？」

真「うん？」

正座で、まっすぐ山岳くんを見る。

貴「正直に答えてね？」









貴「中学の時から、山岳くんのことが好きでした。私と付き合ってください」

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