【弱虫ペダル】マイペース君とマイペースちゃん２！！【真波山岳】 (ページ19)

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◎60話ページ19

貴「よし！給水所へレッツゴー！！」

〈ヴォン！！〉

貴「ありがとカイト、荷物持ってくれて！」

部員「頭いいな、その山犬」

貴「もちろん！カイトはいい子だもん！！」

〈！！〉

貴「カイト？」

〈グルルルル……〉

部員「ど、どうしたんだ？」

貴「…嫌な予感」

開始直後。

貴「あ、みなさん！一つ言い忘れたことが！」

福「なんだ？」

貴「カイトの遠吠えが聞こえたら注意してください。この子は危険を感知するのが早いです。遠吠えが聞こえたら、危険が迫っていると思ってください」

東「ほう、便利な能力だ」

貴「まぁ、ロードレースは先が見えないですからね。無いよりはマシですよww」

新「待宮が怪しいな」

貴「仕掛けてくる可能性はすごく高いです。まぁ！箱学のみなさんなら大丈夫だと思いますけどね！！強いから！！」

荒「ったりめェだ！！」

貴「お母さんにも、みなさんが優勝できるようお願いします！」

貴「やっぱ、3日目だけあってなにがあるかわからないな…。もう嫌な予感がバンバンする」

カイトもさっきから唸っている。それほど、危ないってことだ。こんなに怒るのは珍しい。

〈ガルルルル！！！〉

部員「おわっ！？」

貴「っ！？」

〈クォォォォン！！！！オォォォン！！！〉

もう遠吠え！！？そんなに早く！！？

貴「お母さん…！！お願い、箱学のみんなを守って…！！！」

ペンダントを握りしめて、強く願う。

貴「お願い……！！」