◎52話 ページ11
新「そういえば藍川」
貴「はい？」
新「真波から聞いたんだが、昔山犬と遊んでたって…」
貴「あれ、そんなことあったっけ」
真「ほら、小学6年の時に山で迷子になった時だよ！」
貴「あぁ！！あの時ね！！確かに山犬と遊んでましたよ！！あたしを助けてくれたんです！」
泉「助けてくれた？」
貴「えっとですね」
貴「山岳〜！？どこぉ〜！？」
薄暗い山でウロウロしていた。
貴「まさか…迷子！？」
すると、ガサガサ！と音がした。その方向を見ると、野生のクマがいた。
貴「ヒッ…！！食べられる…！！」
腰が抜けて動けないでクマを凝視する。クマはあたしに向かって突進してくる。
貴「助けてぇぇぇぇぇぇ！！！！」
だけど、あたしがクマに襲われることはなかった。
貴「……？？お、オオカミ…？」
ハスキー犬のような模様で、小柄なオオカミがいた。
貴「助けてくれたの…？」
オオカミは、あたしに近づいて顔をペロペロとなめてくれる。
貴「あはは！くすぐったい！！」
だけど、帰り道がわからない…。
貴「どうしよう…。山岳心配してるよな…」
オオカミは、服の袖をグイグイ引っ張ってじゃれている。
オオカミって、以外と好奇心旺盛なんだww
貴「…助けが来るまで遊ぶか！！」
貴「ってわけです！！」
荒「なんで遊ぶっていう結論に至ったんだ…」
真「もうびっくりしましたよ！！警察の人と必死に探していたら、楽しそうな声がしたからなにかと思いましたよ！まさか、山犬と遊んでいたなんて！www」
貴「その時、あたしはオオカミかと思っていたんだけどねwww」
東「やはり謎が大きな藍川は…」
貴「そんなことないですよー！」
「「あるわ！！」」
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作者名：おかか | 作成日時：2014年12月18日 16時
